◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー:指宿 さゆり

料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー:指宿 さゆり

神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。

企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。


鍋の保温力を活かして調理する「保温調理鍋」。電気代やガス代の節約に繋がる家計の救世主です。この記事では、保温調理鍋の選び方とおすすめ商品をご紹介します。サーモスやアイリスオーヤマなど人気メーカーの商品も厳選しました。ぜひ参考にしてください。

メリットやデメリットも紹介!
保温調理鍋の特徴とは?

出典:Amazon

保温調理鍋は、加熱した料理を鍋ごとを保温容器に入れて、余熱を利用して調理できる鍋のことです。火を使わないので、常に見張っている必要はありません。その時間をほかの調理や家事に向けられるという特徴があります。

保温鍋の選び方を見ていく前に、圧力鍋との違いや具体的なメリット、デメリットについて知っておきましょう!

圧力鍋との違いとは?

出典:Amazon

保温調理鍋は一度高熱で調理したあとに余熱だけで調理ができます。鍋のなかに真空断熱層があり、それによって保温状態がキープできる構造です。

圧力鍋というのは、圧力をかけて水の沸点を高くして高温調理をします。短時間で食材を煮込むことが可能な構造です。

どちらも鍋とふたを密閉させる点では同じですが、保温調理鍋は火を使わずに長時間煮込むもので、圧力鍋は短時間で調理をすませるものです。どちらを選ぶかは用途によって決まります。

保温調理鍋を使うメリットとデメリットとは?

出典:Amazon

保温調理鍋には、メリットやデメリットがあるので紹介していきます。

保温調理鍋のメリットって?

保温調理鍋のメリットは、火を使わないので見張る必要がないという点。一般的に煮込み料理はキッチンで火の元に気をつけなければいけません。その必要がないというのは大きなメリットです。

また、加熱時間が短いためガス代や電気代を節約できるのもポイント。コストをおさえられるメリットがあります。

そのほかにも、保温鍋に入れたまま外へ持ち運びができますし、食材の煮崩れや焦げつきを防げる点もメリットでしょう。

保温調理鍋のデメリットって?

メリットが多い保温調理鍋ですが、デメリットもあります。それは大きいので収納しづらいという点。加熱して中身を沸騰させる鍋とは別に、保温用のひとまわり大きな鍋が付属するのでサイズが大きくなりがちです。

収納場所に困らない方にはデメリットではありませんが、収納に困る方にとっては負担になることでしょう。保温調理鍋を選ぶときは収納も考えてください。

容量や対応熱源、素材や機能もチェック!
保温調理鍋の選び方

ここからは、保温調理鍋を選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。ポイントは以下のとおりです。

【1】容量
【2】熱源方式
【3】フッ素加工の有無
【4】機能

上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。これからはじめて保温調理鍋を購入したい人やどんな製品を選べばいいのかわからない人も、本記事を参考にしてみてください。

【1】人数に合う容量のものを選ぶ

出典:Amazon

保温調理鍋を選ぶときは、ふだん食事する人数も大事なポイントです。保温調理鍋は食材の量が少なすぎると保温力がじゅうぶんではなくなります。また鍋の8分目を越えるとうまく調理できません。それを防ぐには、食事を提供する人数に合わせた保温調理鍋を選ぶことです。

1~2人なら1.6L、3~5人では2.8L、4~6人は4.3L程度の容量を目安に選ぶのがおすすめ。キャンプやパーティーなどでは6Lの大容量のものが必要でしょう。

【2】熱源方式をチェックして選ぶ

保温調理鍋を選ぶときは熱源方式も重要です。どのような熱源を使うのかをチェックしてください。

直火対応は電気不要で、アウトドアでも活躍

出典:Amazon

多くの保温調理鍋が採用している熱源方式は、直火対応です。内鍋に食材と水を入れて直火で一定時間加熱してから、保温鍋に入れます。メリットは電気がなくても調理ができること。キャンプなどのアウトドアに活用できます。

ただし自宅コンロがIHの場合は直火式は使えないことも。そのような方はIH対応の製品を選ぶ必要があります。

電子レンジ対応なら火を使わず、子どもでも安心

出典:Amazon

電子レンジ対応の保温調理鍋も人気があります。食材と煮汁を鍋に入れて電子レンジで加熱するだけなので、調理がかんたんです。ふだんからあまり調理をしない方や、火を使いたくない方に適しています。

ただし、内鍋のサイズによっては電子レンジに入らないことも。電子レンジ対応を選ぶのなら、事前に内鍋のサイズをチェックしておく必要があります。

【3】内鍋が「フッ素加工」ならお手入れしやすい

出典:Amazon

保温調理鍋は素材によって手入れのしやすさやIHへの対応・非対応が変わります。自宅のキッチンがガスコンロ直火かIHか、保温調理機に手入れのしやすさや使い勝手のよさを求めるかで、素材を製品選びのポイントにするのもよいでしょう。

たとえば、内鍋がフッ素コーティングしてあるものなら焦げつきにも強く、汚れも落としやすいです。内蓋を外して丸洗いできるものなら、調理後いつでも清潔にできるので、ニオイが気になることもありません。

蓋の素材は、金属製ならロック機能がついておりしっかり締められるため屋外でも使え、ガラス製なら調理中にできばえが見えるなど、それぞれメリットが異なります。

【4】機能で選ぶ

保温調理鍋と一言にいっても、メーカーなどによっても商品の特徴に違いがあります。ここからは機能別に保温調理鍋を説明していきます。

ふたつ同時に調理できるものは時短にも!

別々の料理を2品同時に作ることができる保温調理鍋もあります。片方では炊飯をし、もう片方でおかずを作ることもできますし、2品おかずを同時に作ることもできるので、忙しいママやパパ、1人暮らしで料理を作るのが面倒に感じている方にもおすすめですよ。

子どもがいるご家庭には「ロック機能付き」を

出典:Amazon

実際に使うシーンや用途を思い浮かべてみると、どのような機能が必要なのかがわかります。屋外でも使いたいなら持ち運びに便利なハンドルがついているものを、小さい子どもやペットがいるご家庭なら、保温中の蓋の開閉を防ぐロック機能がついているものを選ぶとよいでしょう。

アウトドア用なら「保冷機能や持ち手」がついているものを

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

保温調理鍋は保温するのがメインの機能ですが、保冷にも活用できます。たとえば、冬にはカレーやシチュー、汁ものなどのあたたかい料理を作るのに利用し、暑い夏には氷を入れて飲み物を冷やしてみてはいかがでしょうか。

氷や保冷剤を入れておき、屋外で冷えたビールやワインを飲むのにもおすすめ。アイデア次第でいろいろな活用方法があるので、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

おさえておきたい!
保温調理鍋の人気メーカーを厳選紹介!

保温調理鍋選びに悩んでしまったら、人気メーカーで選んでみるのもひとつの方法です。ここでは、保温調理鍋を販売している代表的なメーカーを厳選してご紹介します。

保温調理鍋のパイオニア「サーモス(THERMOS)」

出典:Amazon

「サーモス」は1980年に創業されたメーカーで、ステンレス製魔法瓶や真空保温調理器などを開発したことで知られています。

保温や保冷力にすぐれた製品は、独自に開発された真空断熱技術が活かされており、家庭用家電製品だけでなく業務用にも採用されています。

保温調理鍋は「シャトルシェフ」というブランドで販売されており、種類が豊富です。

高い保温力の「パール金属(PEARL METAL)」

出典:Amazon

「パール金属」は1967年に創業されてから、キッチンやリビングだけでなくアウトドア用のレジャー用品などを開発しているメーカーです。新しい生活文化を提案する商品開発にすぐれています。

ステンレス製魔法瓶と同じ真空断熱構造によって生み出されたのが、保温力にすぐれた保温調理鍋です。多様なライフスタイルをみすえた商品開発を行なっており、保温調理鍋はそのひとつといえるでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)