地域SNSアプリ「PIAZZA」を運営するピアッツァとJR中央ラインモールは19日、「PIAZZA」を活用してJR中央線沿線のコミュニティ形成促進と沿線価値向上を図るため、両社の連携を開始すると発表した。
両社の連携は、ベンチャー企業とJR東日本グループの協働を推進するJR東日本スタートアップの協力を得て実現したとのこと。都市部において暮らしの孤立が社会問題化し、有事のときに必要となる地域のつながりが希薄になっていることから、街の物理的なハブである駅や商業施設に地域SNSを重ね合わせることで、暮らしのプラットフォームを構築することをめざす。
この目的に沿った取組みとして、「PIAZZA」アプリ内に「三鷹・武蔵境エリア」「小金井エリア」「国分寺・西国分寺・国立エリア」の3エリアを開設。沿線在住者は自由にイベント情報などの発信ができるほか、地域での物々交換を促進する機能も有しているため、「使わなくなったベビーカーを西国分寺駅で直接渡す」といったリアルなつながり作りも可能となる。
JR中央ラインモールが中央線高架下で展開する商業施設「nonowa」のイベント情報なども、在住者にオンラインでダイレクトに発信する。沿線在住者を「コミュニティデザイナー」として採用し、アプリを活用しながらデジタルとリアルの両軸で沿線に根ざしたコミュニティ形成をサポートする計画もあるという。