米Amazonは6月19日 (現地時間)、「Kindle Oasis」の新モデルを発表した。新世代のE Inkペーパー、スクリーンの色調を変更できる機能を搭載する。価格は29,980円 (8GB、Wi-Fi、広告付き)から。7月24日の出荷開始を予定している。
Kindle Oasisは、E Inkの電子ペーパースクリーンを搭載した電子書籍リーダーKindleの最上位製品だ。現在のラインナップで最大の7インチのAmazon Paperwhiteディスプレイ、25個のフロントライトLEDを搭載し、グリップ部分にページめくりボタンを装備する。周囲の環境に合わせてディスプレイの明るさを自動調整する機能を備えているのもOasisの特長であり、新モデルでは新たに色調の調整が加わった。
色調調整は色調調節ライトと最新のE Ink技術で実現しており、スクリーンの色調を従来のホワイトから暖かみのあるアンバーへと調整できる。電子ペーパーは液晶ディスプレイに比べて直射日光の下でも読みやすく、目にやさしい。明るさに加えて色調も調整できるようになったことで、夜の読書などより幅広い利用シーンで快適な読書体験を得られる。色調調節ライトは時間設定をサポートしており、日の入りの時刻に合わせて暖かい色に切り替えるというように使える。
最新のE Ink技術によって、ページめくりのスピードがより高速になったという。その他の仕様や機能は第9世代モデルから引き継いでいる。ディスプレイの解像度は300ppi。水深2mまでの深さの真水で最大60分間は耐えられるIPX8等級の防水性能を備えており、プールサイドや浴室での読書も可能。フラットベゼルで、ページ送りボタンを操作する部分に厚みがあるので片手でも持ちやすい。ページ送りボタンは片側にしか付いていないが、画面が回転するので左右どちらの手でも操作できる。本体サイズは159×141×3.4〜8.4ミリ、重さは188グラム。わずかに軽くなった。
容量が8GBまたは32GB、広告付き/広告なしがあり、32GBモデルはWi-Fi+無料4Gを選択できる。価格は以下の通り:
- 8GBモデル (Wi-Fi): 29,980円 (広告付き)、31,980円 (広告なし)
- 32GBモデル (Wi-Fi): 32,980円 (広告付き)、34,980円 (広告なし)
- 32GBモデル (Wi-Fi+無料4G): 40,980円 (広告なし)