今年芸能生活55周年を迎えた俳優の西郷輝彦が、7月スタートのTBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(毎週日曜21:00~)に出演することがこのほど、明らかになった。『輝け隣太郎』(1995年)以来、約24年ぶりに日曜劇場出演となる。
同ドラマは、池井戸潤の書き下ろし新作が原作。大泉洋が演じる主人公、大手自動車メーカー・トキワ自動車の中堅サラリーマン・君嶋隼人は、出世レースの先頭に立ち幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、本社から府中工場に飛ばされ、やるせない思いで総務部長として赴任する工場に赴いたところ、トキワ自動車ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務することに。知識も経験もない君嶋に、かつては強豪チームだったが今は成績不振にあえいでいるチームの再建という重荷が課せられ、出世の道を絶たれた君嶋の再起をかけた戦いが始まる。
このたび、トキワ自動車の社長・島本博(しまもと・ひろし)役に、西郷輝彦が決定した。島本は、120年の歴史があるトキワ自動車の創業家社長。経営においては常に厳しい目を持つ堅実な人物である一方で、根っからのラグビー好きで、アストロズの創設者でもある。本社の幹部候補生であった君嶋の能力を高く評価しており、信頼している人物。島本は工場に飛ばされ出世の道を断たれた君嶋の手助けをする人物となるか? それとも再起を阻む人物となるか?
西郷は「『下町ロケット』は発売されて直ぐに拝読し感動しました。ドラマも見ていましたが、まさか池井戸先生の新作に出演できるとは夢にも思いませんでした。最高です!」と喜び、「僕が演じる島本という男はスポーツが大好きな社長です。現実社会ではそこまでスポーツにのめり込んでいる社長に会ったことはないのですが、事業もスポーツも紳士であることをモットーに、胸のうちに熱さを秘めて、若い連中とともに作り上げていきたいと思います」と意気込んでいる。
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