財務省は6月18日、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を記念して発行する500円硬貨の図柄の案を発表した。採用する図柄は、財務省の公式Twitterなどを通じての一般投票により決定されるとのこと。貨幣の図柄を投票で決定するのは今回が初めての試みだという。

  • 今回発行する500円硬貨の図柄は、A~C案の3つから投票で決定される

図柄の候補は、「風神雷神図屏風」「富士山」「国立競技場」の3種類。財務省と造幣局において作成したこれらのデザインの中から、もっとも投票数が多かったものが採用される。投票結果は7月に公表される予定となっている。

投票方法は以下の通り。

インターネット(SNS)
・投票方法:財務省公式Twitterにて投票実施
・投票期間:6月24日まで

はがき
・投票方法:郵便はがきに宛先、投票案を記載のうえ、造幣局へ送付
・投票期間:7月1日まで(消印有効)

現地投票
・投票方法:複数の現場に投票箱を設置し、現場にて投票用紙により投票
・投票期間:7月1日まで(各施設の休館日等は除く)

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣は、一連のシリーズとして4回に分けて37種類発行することが決まっており、500円硬貨は第4次分として発行予定。2020年7月頃に全国の取扱金融機関にて引換を行う見通しとしている。

  • A案:日本を代表する芸術作品「風神雷神図屏風」 (左)オリンピック記念貨幣 (右)パラリンピック記念貨幣

  • B案:日本を代表する風景「富士山」 (左)オリンピック記念貨幣 (右)パラリンピック記念貨幣

  • C案:東京2020大会の象徴・関連施設「国立競技場」 (左)オリンピック記念貨幣 (右)パラリンピック記念貨幣

出典:財務省ウェブサイト 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣額面価格五百円貨幣の発行の決定及び当該記念貨幣の図柄(表面)に係る投票の実施について