ロバート・ウォルターズ・ジャパンは6月17日、国内で正社員として働く日本人会社員を対象とした「人生100年時代の働き方」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年6月3~10日、有効回答は566人。

  • 何歳まで働こうと考えていますか?

    何歳まで働こうと考えていますか?

まず、何歳まで働くつもりか尋ねると、「65歳まで」が37%で最多。以下、「70歳まで」が25%、「71歳以上」が22%と続き、計85%が少なくとも65歳までは働くつもりでいることがわかった。一方、大多数の企業が定年退職の対象年齢に定めている「60歳以前」は15%にとどまった。

年齢別にみると、20代は「60歳以前」が41%を占めたのに対し、「70歳まで」は11%、「71歳以降」は7%と非常に少なかった。30代~50代の中核世代では年齢層が上がるにつれて「60歳以前」(30代25%、50代9%)の割合が減少し、「71歳以上」(30代22%、50代26%)の割合が増加。現役シニア社員である60代は「70歳まで」が過半数の53%に上り、「71歳以上」は18%と少ないことがわかった。

60歳以降も今の会社で働きたいかとの問いには、48%が「別の会社で働きたい」と回答。次いで「起業したい」が28%、「今の会社で働きたい」が24%となった。

55歳前後に達したら管理職を降りる「役職定年制度」については、全体の38%が「反対(どちらかといえば含む)」と回答。50代に限ると「反対」が46%を占めた一方、20代は「賛成(どちらかといえば含む)」が41%と、年齢層により賛否が分かれる結果となった。