インテージは6月18日、夏の空調家電の利用実態調査の結果を発表した。調査は6月6日~10日、同社運営の「キューモニター」に登録する20~69歳の男女3,627名を対象にインターネットで行われた。

  • エアコンで体調を崩さないための対策

    エアコンで体調を崩さないための対策

はじめに、夏場、自宅で使用している空調家電を教えてもらったところ、「エアコンの冷房」(87.9%)と「扇風機」(77.0%)に回答が集中。そこで、9割近くの人が使用しているエアコンによって起こる体の症状を聞いたところ、「体がダルくなった」(33.8%)、「体の冷えを感じた」(32.9%)、「風邪/のどや鼻の症状」(25.5%)が上位となった。

原因については、「冷たい風に直接当たった」(45.3%)、「鼻やのどが乾燥した」(39.3%)、「就寝中に温度調整できず冷えた」(36.5%)という声が多く、それに対して、「衣類や寝具に気をつける」(40.4%)、「設定温度を高めにする」(38.6%)、「風が直接当たらない場所で過ごす/寝る」(38.3%)、「エアコンは一晩中かけない」(36.8%)といった対策をとっている人が、それぞれ4割前後いることがわかった。

  • エアコンの節電対策

    エアコンの節電対策

続いて、エアコンの節電対策について調べたところ、「高めの温度設定」(43.5%)や「扇風機やファンとの併用」(38.0%)など、81.9%の人が何かしらの節電対策を「している」ことが明らかに。また、そもそも「なるべくエアコンを使わない」(26.6%)ことで節電している人が3割弱いる一方、およそ2割が「つけたり消したりせず短時間の外出ではつけたまま」(20.3%)であることがわかった。

  • エアコンと扇風機等との併用効果

    エアコンと扇風機等との併用効果

続いて、エアコンと扇風機/ファン/サーキュレーター/シーリングファンとの併用について聞くと、84.9%が併用を実施していることがわかった。

併用する目的としては、「室内をまんべんなく冷やす」(64.9%)や「電気代の節約」(47.7%)、「エアコンによる体への負担軽減」(33.0%)が上位に。それぞれの効果について教えてもらったところ、「電気代の節約」以外の併用目的では、それぞれ8割前後の人が「効果を感じる」と回答。「電気代の節約」について効果を実感している人の割合は、59.9%にとどまった。