歌手で女優の大原櫻子が、7月3日よりテレビ東京系にて放送予定の初主演ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』(毎週水曜 25:35〜)放送を前にし、意気込みを語った。
テレビ東京系7月クールのドラマパラビ枠で放送される本ドラマは、水に濡れるとタイムリープできるという特殊な能力を持つ就活中の女子大生・水野羽衣(大原櫻子)が、その能力を生かし「びしょ濡れ探偵」として、事件を解決へと導く物語。脚本は、ナンセンスコメディーに定評がある元劇団「猫ニャー」主宰のブルー&スカイが手がける。
大原にとっては本作がドラマ初主演となる。「主演と主題歌のダブルでやらせてもらうことってなかなかないので素直にうれしかった」と笑顔をみせる大原だったが、それが毎回、水をかけられたり、自ら水をかぶったりするという摩訶不思議なドラマになると聞き、驚きを隠せなかったという。「そんなドラマ聞いた事がないというのが率直な感想で。“びしょ濡れ”というワードを聞いて、けっこう色っぽいイメージになるのかなと思いましたけど、台本を読んだら、けっこう笑える作品なんだなと思いました」と述懐する。
それだけ内容が面白いドラマということで、撮影現場は笑いが絶えないのだとか。大原も「セリフをまじめに言っている時も、その言っている内容がくだらなかったりして。まじめになればなるほど、面白い空気になるという不思議な空気感がありますね」とクスクス笑ってみせた。
主人公の羽衣については「非常に正義感を持ってる女の子」だと感じたという。「脚本を読んだときは、水に濡れてタイムリープが出来る能力ってステキだなと思ったんですけど、実際にそういった能力があったとしたら、きっと恥ずかしさもあるかなと思ったんです。でも事件が起こって、犯人を見つけないといけないという時は、そんな恥ずかしさをとっぱらわないといけない。そういうところがカッコいいなと思いました」と分析する。
水をかけられるシーンを始めて撮影した時は、スタッフからも笑いがわき起こったという。「女の子が座っていて。バシャッと水をかけられて。カット! なんて、何をしているんだ、という話じゃないですか。今までそんなことしたことがないですからね」という大原。だが、やはり水に濡れるという撮影は、失敗は許されなかった。「衣装は濡れちゃうと1回1回渇かさないといけないし、誰もが想像している以上にとにかく温めないと凍えちゃうので。失敗すると、とんでもない時間がかかるので、本番一発でやりきりました」と振り返ると、「バケツで水をかけられるのは、痛いというか、ビンタされたような感覚なので、いつも身構えてしまいます。皆さんの健康という意味では、水をかけられることはオススメしません」と笑ってみせた。
事件を解決する時の羽衣の決め台詞は「水を差すようですが……」。この言葉を「なかなか普段使う言葉じゃないとは思いますけど、言ったらカッコいいですよね」と笑う大原。「あと、このドラマの情報が解禁された時に、電車に乗っていたら、広告があって。そこに大きく“びしょ濡れ”と書いてあったんです。ちょうどその日は大雨だったので、びしょ濡れという言葉がいろんなところから聞こえてきて。だから“びしょ濡れ”というワードも流行ったらいいなと思いました」と期待を寄せた。