お笑いコンビの阿佐ヶ谷姉妹がこのほど、東京・汐留の日本テレビで行われた『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(決勝=同局系で12月生放送)の制作発表会見に登場。随所で報道陣・関係者を笑わせ、前回チャンピオンの貫禄を見せつけた。
MC・水卜麻美アナウンサーの呼び込みを受け、「前、失礼致します」と謙虚に登場した阿佐ヶ谷姉妹。華やかなピンクの衣装に、MCの徳井義実が「桜ってまだ咲いてるんですね!」と感心すると、渡辺江里子はすかさず「こんなうば桜で…あらやだっ!」と返した。
優勝後の変化を聞かれると、木村美穂は「長崎とか富山とか遠くに行っても『見てましたよー』なんてお声がけいただいて」と明かし、渡辺は「特に地元の阿佐ヶ谷で『見てたよ』っていう声もすごく多くて、町内では東京オリンピック並みに視聴率高かったんじゃないかってウワサがあるくらいなんです」と、反響を語った。
賞金1000万円は、事務所で手渡しされたそう。渡辺は「社長が『大金をおばさんに持たせると途中でスリにあうかもしれないから』というので、わざわざ(事務所の)渋谷から阿佐ヶ谷まで車を出して送ってもらいました」とのこと。帰宅後、コタツで1000万円を積み上げると「ちょうど健康体操教室でもらったプロテインのシェイカーと同じ高さになったんです!」(木村)、「感動しましたね」(渡辺)と、あらためて高額さが身にしみたようだ。
その使いみちを聞かれると、木村は「3万円くらいの圧力鍋がセールで2万円くらいになっていたものですから、それを1つ買いました」と話し、渡辺からは「衣装も新調いたしまして、今回初お披露目になります」と報告。
プロのダンスの競技用衣装を作るところでオートクチュールで製作されたものだそうで、「袖口なんか、お料理番組に出てもすぐたくし上げられるようにゴムになってます」(渡辺)、「半袖にもなるんです」(木村)といい、価格は「圧力鍋の2~3個分というところですね」(渡辺)と奮発したそうだ。
また、副賞の「日本テレビの全レギュラー番組から選んで合計視聴率100%分出られる権利=日テレ100%券」を使って『news every.』でそらジローとの共演も果たしたが、まだ権利が残っているため、『笑点』に出たいと希望。「ネタ(を見せるの)は恐れ多いので、オープニングで(春風亭)昇太師匠が客席にいるときに両脇に並びたい」(木村)、「よく昇太師匠が女装したときに似てると言われるので、一度並んでみたい」「その後、生の『笑点』を観覧したいですね」(渡辺)と期待を膨らませ、「無駄遣いしないのがおばさんのモットーなので」(渡辺)と、100%分使い切る意欲を示した。
さらに、副賞には自らの冠特番もあり、現在制作に向けて準備中。渡辺は「『シャボン玉ホリデー』みたいに、お歌とかコントとか、そういうのを混ぜたバラエティショーがやりたいですね」、木村は「ゼリーが大好きなので、日本中のゼリーを食べ歩くとかできたらいいな」と思いを巡らせていた。
そして、阿佐ヶ谷姉妹は、今年の大会にも出場を宣言。渡辺は「考えに考えた末、出させていただくことにしました」と話し、木村は「みんなで住める『阿佐ヶ谷ハイム』を阿佐ヶ谷に建てたいなという夢がありまして、それには(1000万円では)足りないので、2000万あればなんとか初期費用に」と、2連覇に挑む考えを示した。
『THE W』は、女性であれば誰でも出場でき、ジャンルも問わず、優勝賞金1,000万円。今年から「コントとピン」「グループとコンビ」など“併願エントリー”も2エントリーまで可能で、新たに動画エントリーも受け付ける。
出場エントリーは、きょう19日から8月10日23時までで、1回戦・2回戦をへて、10月24・25日に準決勝、12月に生放送で決勝が行われる。