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【この記事のエキスパート】
ランニングインストラクター・パーソナルトレーナー:田子 政昌
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーをはじめ国内外の数多くの指導ライセンスを保有しており、神奈川県内でランニング・かけっこのスクール事業を展開しながら、パーソナルジムの経営を行っています。
現在も現役で陸上競技大会に出場しており、選手としての自身の目線や大手スポーツ量販店での社員経験・これまでの運動指導経験を活かして様々なスポーツ関連の記事執筆に関わってきました。
各種スポーツ教室・健康運動教室・講演会などのご依頼もお請けしております。
ランニングインストラクターの田子政昌さんへの取材をもとに、ランニング向けスポーツサングラスを選ぶポイントとおすすめ商品をご紹介します。日光の紫外線から目を守るスポーツサングラスはランナーにとってとても重要なアイテム。ぜひ自分にあったスポーツサングラスを探してみてください。
ランニング用スポーツサングラスの選び方
ランニングインストラクターの田子政昌さんに、ランニング用スポーツサングラスを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
【1】シーンに合わせた使い方ができるか
【エキスパートのコメント】
単なるファッションとも見られがちなサングラスですが、実はランニングにおいてサングラスはかなり重要度の高いアイテムとなります。
ランニングは当然屋外で行いますが、その間、眼は日差しの強さや照り返しへの対応、そして日光に含まれる紫外線によって相当なストレスを受けています。サングラスはそうしたストレスを和らげてくれます。天候によって日差しの強さは変わるため、レンズを交換できるかどうか(交換レンズがあるか)が重要なポイントに。
さまざまなスポーツで使えるタイプのサングラスもあり、もちろんそれを使っても問題はありません。ですが、ランニング用のものには左右で1枚のレンズになっていて視界が広くとれるものや、フィット感を高めるためにノーズパッドの形や大きさを工夫したものがあります。そうした特徴を押さえて、実際のランニングシーンで快適なものを選びましょう。
【2】スポーツサングラスの機能を左右するのはレンズ
【エキスパートのコメント】
一般的に、サングラスは「偏光(へんこう)レンズ」「調光(ちょうこう)レンズ」といったレンズが使われ、太陽からの光を調節する機能を持っています。これらの機能がないサングラスはただ視界を暗くしただけのファッションアイテムであり、暗くなることで足元の危険が増し、瞳が大きくなることで、かえって余計な紫外線を目から取り込むことになります。
屋外のランニングではまず偏光レンズを使うことでまぶしさを軽減します。調光レンズはおもに紫外線の調節をすることができます。レンズがクリアなものだと、視界をあまり変えることなく紫外線をカットできます。
もちろん、両方の機能を兼ね備えたレンズや視力矯正(度入り)のレンズを作成できるメーカーもあります。
【3】フレームはデザインだけでなく機能性もチェック
【エキスパートのコメント】
サングラスの見た目を大きく左右するのがフレーム部分。スポーティーで疾走感のあるデザインのものもあれば、ファッショナブルなものもあります。できれば自分好みのものを選びたいですよね。
しかし、機能面のチェックも忘れないでください。やはり運動中に使うものなので、つけ心地がよく、ズレたりこめかみが痛くなったりしないものがベストです。また、汗をかくことで汚れや水分による素材の劣化が起きるため、レンズ以外のパーツも交換ができるものを選ぶと長く使えます。
【4】可視光線透過率(レンズの調光機能)をチェック
サングラスに表示されている「可視光線透過率」とは、レンズが通す自然光の量を数値にしたものです。0~100%で表示され、裸眼と同じ状態を100%、瞳にまったく光が入らない状態を0%とします。サングラスを選ぶときに可視光線透過率をチェックすることで、目に入るわずらわしい眩しさを軽減できます。
たとえば、ほとんどの光を通す透過率90%のものであれば、夜間のランニングに適し、反対に10%前後の透過率であれば、日差しのきつい日中のランニングに適しています。天候に合わせてサングラスを数本そろえるのがベストですが、オールマイティに使える1本がほしい場合は、曇りから晴天に対応できる透過率30%前後のものを選ぶといいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)