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【この記事のエキスパート】
文房具ユーザー:他故壁氏(たこかべうじ)
文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバー。
文房具ユーザーとして数多くの文房具に触れ、その便利さを世に伝えたいと切望する。
筆記具と紙、その周辺の文房具を中心としたパーソナル文具全般に興味がある。
コレクターではないので所有点数は多くないが、文房具は買ったら必ず試す。
マークシート用鉛筆は普通の鉛筆と違い、マークシートの読み取りに最適な硬度や塗りつぶしやすさに長けています。この記事では、マークシート用鉛筆の選び方とおすすめ商品をご紹介します。定番のHBのほか、2Bのマークシート鉛筆も!
使い分ける必要はある?
普通の鉛筆とマークシート用鉛筆の違いは?
マークシート用鉛筆は普通の鉛筆と違い、マークシートの読み取りに最適な硬度や塗りつぶしやすさに長けています。
マークシート用鉛筆と一口にいってもその種類やこだわりは様々。メーカーや商品によって軽い力で濃く書けるように芯の材料にこだわっていたり、消しゴムで簡単に消せるようになっている商品が販売されています。
中には合格祈願済みのえんぴつもあるので、入試や受験を控えている方はぜひチェックしてみてください。
文房具ユーザーに聞いた!
マークシート用鉛筆の選び方
文房具ユーザーの他故壁氏さんのアドバイスをもとに、マークシート用鉛筆の選び方を紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】品質・折れにくさ・商品&メーカー名の有無
【2】消えやすさ
【3】キャップ付きか
【4】補助軸やグリップの装着も検討
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うマークシート用鉛筆を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】着目すべきは「品質」「文字の有無」「折れにくさ」
【エキスパートのコメント】
マークシート用をうたう製品の多くは、HBでありながら濃く、なめらかで、折れにくく、芯が減りにくい高級鉛筆です。迷ったら「マークシート用」と書かれた製品をまず探してみてください。
「ふだん鉛筆を使わないので選び方がわからない」という方は、日本製の製品を選びましょう。JISによって品質が保証されています。
「筆圧が強く、鉛筆の芯が折れやすい」と不安を感じている方は、同じHBでもより折れにくい特徴をもった製品を。持ち込みできる鉛筆が無地に指定されている試験を受ける際には、メーカー名や商品名などが印刷されていない鉛筆を選ぶことも必要となってきます。
【2】消えやすさも重要なポイント
【エキスパートのコメント】
鉛筆は、硬度が高い(H以上)と黒鉛より粘土の量が多く硬くなり、逆に硬度が低い(B以上)になると黒鉛の量が粘土より多くなり柔らかくなります。マークシート読み取り機は鉛筆の黒鉛 = 炭素に反応しますから、硬度が高いものは反応が鈍くなります。
とはいえ、ただ濃ければいいというわけでもなく、間違いを消しゴムで消した場合、紙の上に炭素が残ってしまうようでは誤認の原因となってしまいます。
マークシート専用鉛筆は同硬度の市販の鉛筆より綺麗に消せるよう調整がされていますが、原則HB程度の濃さのものを選ぶようにしましょう。
【3】鉛筆キャップ付きのものだと安心
【エキスパートのコメント】
マークシート用鉛筆を持ち込むにあたり、鉛筆キャップをつけておくことをおすすめします。仮にペンケースごと机上から床に落下させてしまい、先端が折れて書きにくくなってしまった鉛筆が多数発生したら目も当てられません。
幸いなことに、鉛筆キャップを持ち込んではいけない試験はさほどないようですので、鉛筆にはぜひキャップをつけてください。最初からキャップがついている製品を選ぶと安心です。また、学童用に実用的な鉛筆キャップがありますので、それを使うのもいいでしょう。
【4】握りにくいときは、補助軸やグリップを活用して
【エキスパートのコメント】
普段はシャープペンシルやボールペンを使っているのに、いざ試験となるとマークシートのため鉛筆を握らざるをえない、という方も多いでしょう。そういう方の不満のひとつに、「鉛筆がふだん使っている筆記具より細くて握りづらい」という点があげられます。
これを回避する方法として、マークシート用鉛筆をある程度太さをもった鉛筆補助軸に入れる方法や、持ち手に当たる部分にラバー製のカバーを装着して太さを出す、といった策を採ることも必要かもしれません。
エキスパートからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
迷ったら「専用」のものを!
マークシート鉛筆と一般的な鉛筆の差は、興味のない方からすれば微々たるものかもしれません。
しかしながら、マークシートの読み取りに最適な硬度で、塗りつぶしたときに引っかかりがなく、消しゴムで消したときに炭素残りがないなど、たくさんの長所がある専用鉛筆を選んだことによる精神的な余裕は、必ず試験にプラスに働くと思います。
専用には専用の意味があります。極端に高いわけでもありませんから、マークシート試験を受ける方にはマークシート専用の鉛筆をおすすめいたします。