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【この記事のエキスパート】
お菓子研究家:下園 昌江
幼少の頃からお菓子作りが好きで、大学卒業後菓子店で修業すると同時に国内外のお菓子を食べ歩き、次第にフランスの素朴な地方菓子や伝統的なお菓子に惹かれるようになる。
現在はそんなフランス菓子の素朴な魅力を伝えるべく実習形式のお菓子教室や食のイベントを主宰する他、メディアでの情報発信を行っている。
共著書『フランスの素朴な地方菓子』(マイナビ出版)では118のフランス地方菓子の歴史や由来を紹介している。
乳脂肪分の量に関係なく乳固形分が3.0%以上入っているものをラクトアイスといいます。本記事では、ラクトアイスの選び方の説明と、おすすめ商品を厳選。お菓子研究家・下園昌江さんに聞いたおすすめのラクトアイスを紹介します。
お菓子研究家・下園昌江さんに聞いた!
ラクトアイスの選び方
お菓子研究家・下園昌江さんに、ラクトアイスを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
味わい方で選ぶ
【エキスパートのコメント】
まずは、カップかコーンかで選んでみましょう。定番はカップに入ったもの。ラクトアイスそのものをじっくりと味わえるのが魅力です。多少溶けてしまっても、カップなら手が汚れる心配はありません。
一方、コーンに入ったものやモナカではさんだものなら、サクッとした食感や香ばしさを楽しめます。
また、スプーンがなくても手づかみで気軽に食べられるので、子どものころに食べた懐かしい思い出がある方も多いのでは。ラクトアイスをじっくり味わいたいか、コーンやモナカも楽しみたいかで選びましょう。
セイカ食品『鹿児島名物 南国白くま』:
こちらの商品はカップ入りで、じっくり味わうことができますよ。トッピングのフルーツと練乳のおいしさが懐かしいですね。
その地域ゆかりのラクトアイスを選ぶ
【エキスパートのコメント】
フルーツや卵、乳製品など、その土地の特産品を使用したものを選ぶのもよいでしょう。気になる地域や、自分にゆかりのある地域のラクトアイスなら、その土地を想像しながら味わう楽しさがあります。
また、昔から作られ続けている名物アイスは、その地方出身者の方に贈りものとして差し上げると、郷土を懐かしんでよろこばれることも多いでしょう。
味で選ぶ
【エキスパートのコメント】
ミルク系やフルーツ系など、味のバリエーションが多いラクトアイス。アイスクリームに比べて乳脂肪分の割合が低いため、あっさりした味わいです。
たとえば、酸味の少ないミルク系は比較的まろやかで甘みを感じ、フルーツ系はさわやかな風味とすっきりした味を楽しめます。ご自身の好みの味を選んでみましょう。
また、贈りものにするなら、季節のフルーツの味を選ぶのもよいでしょう。旬のものならよりおいしく感じられますし、季節を意識したという心配りが相手に伝わるでしょう。
久保田食品『南国土佐のアイスクリンコーン』:
高知県では定番のアイス『アイスクリン』。味はさっぱりとしています。コーンのさくさく感がやみつきになるラクトアイスですね。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)