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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
この記事では、アウトドアシーンで使われることが多い取っ手がついたシェラカップの選び方とおすすめ商品を紹介します。スノーピークやベルモント、ユニフレーム、チャムス、DODといった人気ブランドのチタン製やステンレス製などをピックアップ。直火で炊飯することも!
いろいろな使い道が!
シェラカップとは
シェラカップとは、「持ち手のある金属製カップ」のこと。飲み物のコップや取り皿として使えるだけでなく、鍋やフライパンのように直接火にかけることもできます。お湯を沸かす、お米を炊く、食材を炒めるといったかんたんな調理など、さまざまな用途に使える万能アイテムです。
ステンレスやチタンなどの金属でできており、丈夫で耐久性があります。スタッキングできるので収納性も高く、持ち運びやすいので登山やアウトドア、キャンプシーンで重宝します。また、小さい容量のものなら軽量カップとしてふだん使いも可能。シェラカップに植物を入れてインテリアにするなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
コップや取り皿にもなり、直接火にかけられる
シェラカップ選びのポイント
まずは、シェラカップを選ぶときのポイントを見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】素材で選ぶ
【2】用途に合った容量を選ぶ
【3】目盛りつきが便利!
【4】取っ手の形に注目
【5】荷物を軽くしたいなら重量もチェック
【6】お手入れのしやすさもポイント
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材で選ぶ
シェラカップは「ステンレス製」と「チタン製」の2種類の素材があり、容器や調理器具など幅広い用途に使えるのが魅力。使いやすいシェラカップを選べるように、材質の特徴について解説します。
ステンレス製
ステンレス製のシェラカップは、お求めやすい価格帯で商品展開数も豊富。サビにくく、キズがつきにくいなど耐久性にすぐれているのが特徴です。チタン製よりも重量があるため安定感があります。キャンプやバーベキューなどアウトドアシーンでも風を気にせず楽しめるでしょう。
また、アルミや銅と比べて熱伝導率は低いものの、直火調理後は取っ手まで熱くなっていることもあるので注意しましょう。
チタン製
チタン製のシェラカップはステンレス製の同じサイズと比べると半分くらいの重さのため、トレッキングや登山などで持ち歩く際にも便利な素材です。表面が酸性物の被膜で保護されているため、耐食性・耐久性にすぐれています。熱伝導率はステンレス製と大きな差はないものの、昇温しやすいので鍋やフライパンのように調理に使うことが可能です。
ただし、チタンはステンレスの約2倍の強度があり、加工が難しい素材のため、価格帯は高めです。ステンレス製とチタン製、それぞれの特性をふまえて使用シーンにあったものを選んでください。
【2】用途に合った容量を選ぶ
シェラカップの容量は300ml前後からあり、なかには500ml以上の大きなものまで展開しています。取り皿なのか調理なのか、どのように使うのかで選ぶ容量は変わってきます。用途に合わせて選ぶためのポイントを解説しましょう。
200〜300ml|マグカップ代わりに
200~300mlのシェラカップはマグカップにぴったりの容量です。直接火にかけることができるため、ひとり分の飲みものやスープを作ってそのまま飲むことができます。
調理器具と食器の両方の使い方ができるので、荷物量を抑えたいソロキャンプや登山、トレッキング時に便利です。チタン製を選ぶとさらに軽くなります。汚れも落としやすく、においもつきにくいので使用後のお手入れもかんたんです。
300ml程度|炊飯用に
300ml程度のシェラカップは、0.5合分(約1人分)のお米を炊くことができます。0.5合で90ml、1合で180mlと炊飯用の目盛りがついているものを選ぶと便利です。
おいしく炊くにはしっかり吸水させるのがポイント。熱伝導率の高いステンレス製のシェラカップを使うと、よりおいしく炊きあがります。炊飯時にはフタが必須です。メーカーによっては木製や竹製のフタが販売しているので、そろえておくとよいでしょう。
400〜600ml|鍋代わりに
400~600mlのシェラカップは鍋代わりに使うことが可能です。インスタントラーメンなどひとり分の調理にちょうどよい容量のため、ソロキャンプや登山で活躍します。
ワンボウルランチや丼として盛りつけを楽しむなら600ml以上の容量を選びましょう。1,000ml以上の大容量サイズなら、肉料理の調理やサラダなどの盛りつけに重宝します。
【3】目盛りつきが便利!
内側に目盛りがついたシェラカップなら、インスタントコーヒーやカップラーメンが手軽に作れて便利です。100ml、200mlといった目盛りだけでなく、米一合分の目盛りがついたものもあります。
目盛りつきのシェラカップがあれば、わざわざ軽量カップを用意する必要がありません。荷物の量も料理の手間も減らすことができます。
【4】取っ手の形に注目
シェラカップの取っ手の形状は、おもにストレートタイプと、下向きにカーブしているタイプがあります。煮る・焼く・沸かすなどの調理メインで使うなら、取っ手の長いストレートタイプが使いやすいといわれています。
一方、下向きにカーブしているタイプは指をかけられるため、食器として使う場合に選ばれることが多いようです。とはいえ、持ちやすいかどうかの感じ方は人それぞれなので、自分にとって使いやすいタイプを選ぶといいでしょう。
【5】荷物を軽くしたいなら重量もチェック
シェラカップは基本的に軽いものが多いですが、それでも商品によって差があります。登山やツーリングに出かける際に、できるかぎり荷物を軽量化したいという方は、選ぶ際に重量もチェックしておきましょう。
軽さにこだわるなら、チタン製のシェラカップがおすすめです。ただし、軽くなればなるほど、強い風で飛ばされやすくなるので注意してくださいね。
【6】お手入れのしやすさもポイント
アウトドアシーンで使われることが多いシェラカップ。お手入れのしやすさも注目したいポイントです。ステンレス製は表面がつるつるしているので、スムーズに汚れを落としやすいでしょう。水切れがよく、サビにくいのも特徴です。
ステンレス製は水滴の跡が残りやすいので、気になる方は乾かす前にしっかり拭き取っておきましょう。
シェラカップの人気メーカー
シェラカップを展開している人気メーカーを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
スノーピーク(snow peak)
日本を代表する金属加工の町、新潟県燕三条で操業したアウトドアブランド、スノーピーク。つねにユーザーの立場にたち、よりよいものづくりに取り組んでおり、シンプルながらもこだわりぬかれた使い勝手のよい製品を多く展開しています。
キャンパー達の心をつかむデザイン性にすぐれた製品のなかには、アパレルブランドとのコラボ商品などもあり、道具にこだわりのある方はもちろん、おしゃれキャンパー達に人気のあるブランドです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
アウトドア総合ブランド、キャプテンスタッグは新潟県三条市に本社を構えるパール金属株式会社のアウトドア部門から誕生したブランドです。使いやすさと購入しやすさを第一に考えて作られているため、使い勝手はお墨付き。
シェラカップはステンレス製をはじめ、めずらしい真鍮製も展開。カラーリングを施したカラフルなシェラカップなどのラインナップをそろえています。個性的なシェラカップを探すなら、おすすめのブランド。コスパも良く、専用調理器やフタ、スプーンなど一緒に使いたいアイテムも豊富です。
ユニフレーム(UNIFLAME)
1985年に誕生したアウトドアメーカー、ユニフレーム。「ユニークな炎(フレーム)を創造する」をモットーに、日本らしいアウトドアライフに活躍する商品を展開しています。
シェラカップはステンレス製やチタン製、めずらしい樹脂製も展開しています。製造が金物の町、燕三条ということもあり、金属製品が多く展開されています。金属職人によって作られた商品は、シンプルで使いやすいうえに耐久性にもすぐれています。長く愛用できる道具がほしい方におすすめのブランドです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)