社会学者の古市憲寿氏が、第161回芥川賞の候補に選ばれたことが17日、発表された。

古市憲寿氏

古市氏は、前回の芥川賞でも『平成くん、さようなら』で候補になっており、落選が決まった際はTwitterで「がーーーーーん」とツイート。今回『百の夜は跳ねて』で、2回連続2回目のノミネートとなるが、リベンジを果たせるか。

芥川賞にはほかにも、今村夏子氏『むらさきのスカートの女』、高山羽根子氏『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』、古川真人氏『ラッコの家』、李琴峰氏『五つ数えれば三日月が』がノミネートされている。

また、第161回直木賞の候補作品も発表。こちらは、朝倉かすみ氏『平場の月』、大島真寿美氏『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』、窪美澄氏『トリニティ』、澤田瞳子氏『落花』、原田マハ氏『美しき愚かものたちのタブロー』、柚木麻子氏『マジカルグランマ』が選出された。

両賞ともに、選考会は7月17日16時から、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催され、受賞作は同日のうちに発表される。

  • 今村夏子氏 (C)朝日新聞出版写真部/小原雄輝

  • 高山羽根子氏

  • 古川真人氏

  • 李琴峰氏

  • 朝倉かすみ氏

  • 大島真寿美氏 (C)古川義高

  • 窪美澄氏 (C)伊藤奈々子

  • 澤田瞳子氏

  • 原田マハ氏 (C)森栄喜

  • 柚木麻子氏 (C)岡本あゆみ