◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
防犯アドバイザー:京師 美佳
学校卒業後百貨店のエレベーターガール、商社の営業職に就き、2001年3月錠前師資格取得。
町の鍵屋さんではなく、トータル防犯アドバイザーを目指し、セキュリティ企業へ就職。
法人営業部の責任者を務める中、2002年10月 防犯設備士取得。
その後は、防犯ガラスメーカーに勤め、セキュリティ事業部長、そして、防犯アドバイザーとして、防犯診断や電話での相談受付、セミナーなど、幅広く活動を行う。
2005年5月独立。京師美佳セキュア・アーキテクトを設立し、2009年11月には、一般社団法人全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事に就任し、現在も、講演、テレビ、新聞、雑誌など、多方面で防犯の啓蒙活動を展開中。
空き巣やいたずら、犯罪の防止に役立つ、防犯用ダミーカメラ。偽物だと見破られないように、本物に近い商品を選びたいですよね。この記事では、防犯用ダミーカメラの選び方と、パレット型・ドーム型などのおすすめ商品をご紹介します。駐車場など屋外で使える防水タイプも。
防犯用ダミーカメラの目的
空き巣や強盗といった犯罪から身を守るために防犯アイテムは欠かせません。アイテムのなかでかんたんに設置できて防犯に役立つのが防犯用ダミーカメラです。カメラで撮影していると思いこませることができれば狙われるリスクが減ります。
ほぼ本物と同じ作りで作られている製品ばかりで、屋外や室内で使い分けられるなど種類も多いので確認してみましょう。
※ポイント:安さだけで選ばない!
【エキスパートのコメント】
防犯用ダミーカメラに関しては、値段と商品の有効度が比例しています。とにかく安いものを買いたいとばかり思っていると、かんたんに偽物と見破られるようなものを購入しかねません。それでは威嚇効果すら発揮できないことになりますので、予算の範囲内でできるだけ高価なものを購入するのがよいでしょう。
具体的な金額をあげると、一般的な防犯カメラの相場が10万円程度なのに対して、本物と見分けのつかないダミーカメラは1万円程度、偽物とすぐにわかるものは2,000円程度です。
繰り返しになりますが、ダミーカメラは値段で性能に差がつく商品です。安いものはできるだけ購入しないようにしましょう。
防犯用ダミーカメラの選び方
自宅のセキュリティーを強化できる「防犯用ダミーカメラ」。商品によって特徴がさまざまでどれを選べばよいか悩んでしまいますよね。そこでここからは、防犯アドバイザーの京師 美佳さんに、防犯用ダミーカメラの基本的な選び方を教えていただいたのでご紹介します!ポイントは下記のとおり。
【1】設置場所と目的に合わせた形状
【2】本物っぽさ
【3】電源を使用して光るか
【4】警告用ステッカーがあるか
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】設置場所と目的に合わせた形状をチェック
【エキスパートのコメント】
防犯用ダミーカメラにも、本物と同じようにスタンダードタイプや丸いドーム型などいくつか種類があります。好みで選んでもよいですが、できれば目的や設置場所にあったものを選択しましょう。
たとえば、設置することで犯罪者を威嚇したいのであれば、スタンダードタイプが目立つのでおすすめ。逆につけていることがわかっても建物の意匠を損ないたくないということであれば、ドーム型が適しています。
バレット型|「監視している感」を出したい屋外用に
屋外の場合にはバレット型という長方形の形をしたタイプを選びましょう。見た目のインパクトが大きいうえ、窓や玄関先につけると監視されているイメージを強くできますので、侵入してこようとする犯罪者に威圧感を与えられます。
ドーム型|初心者でも取り付けやすく、屋内用におすすめ
室内につける場合にはドーム型を選びましょう。天井に取り付けることが多いので、360°監視しているように見せることができます。
ドーム型は本物と見分けが付きにくいという特徴がありますので、一定の威嚇効果が期待できます。また、初心者でも取り付けやすいです。
【2】本物っぽさをチェック
【エキスパートのコメント】
犯罪者も勉強をしています。ターゲットの家を下見に来た際に、防犯カメラがついていると、偽物かどうかの確認をすることもあります。そこまでしない犯罪者のほうが多く、防犯カメラらしきものが設置されていれば諦めることも多いですが、念入りな犯罪者には通用しません。
そこでおすすめなのが、本物の防犯カメラの中身を抜き取りケースだけで販売されているダミーカメラ。電源を供給してランプを点灯させれば、プロでも区別がつかないのでダミーカメラのなかでは一番有効といえます。
ダミーケーブルでより本物に近づく
屋外で防犯用ダミーカメラを設置する場合に選ばれることが多いバレット型は、ダミーケーブルが付属されているかを確認してください。画像の保存や電気供給するためのケーブルが本物には付いています。
ケーブルがない製品ではすぐにダミーであると気づかれてしまう可能性があります。こまかいところまで再現している製品を選びましょう。
【3】電源を使用して光るかチェック
【エキスパートのコメント】
ダミーカメラのなかには、電源や電池を必要としないただのプラスチックケースのようなものもあります。2,000円程度と安いため購入しやすくはありますが、低価格なダミーカメラには素人にもひと目で見破られてしまうような低品質なものも少なくありません。
それでは威嚇することすらできず設置する意味がありませんので、電源や電池を必要として、どこかしらに光を点灯させるようなものを選びましょう。
レンズがあると製品の見た目が変わる
製品のカメラ部分のレンズはチェックすべきポイントです。形だけを似せて作ってある製品にはレンズがない製品もあります。遠目からみると本物に見えますが、近くにきてレンズが入っていないとダミーであると判断されやすいです。
遠目からでも光を当てて反射の状態で判断ができるので、本物と変わらないレンズ付きを購入しましょう。
【4】警告用ステッカーがあるかチェック
外部から見えにくい場所などに設置している場合には、空き巣などに気づかれない場合もあります。そんなときには「防犯カメラ作動中」などの警告用ステッカーを玄関先や窓に貼ってアピールすることをおすすめします。
ステッカーを見るだけで警戒心が高まり、カメラを気にするようになるでしょう。ホームセンターなどでかんたんに手に入るので確認してみましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
本物と見分けがつかないことが何より重要!
防犯カメラを買う予算はないけれど、最大限に防犯効果を発揮したい! と思っている方は多いでしょう。しかしダミーカメラはプロの犯罪者を相手にすると、安いものでは偽物だと気づかれてしまいます。
そこで重要なのは、プロでも見破れないような特徴をもったダミーカメラを選ぶこと。たとえ高価であっても、防犯カメラと同じケースを採用していたり、赤外線が点灯したりするものを選ぶようにしましょう。
しかしどうしても予算を抑えたいという方もいるでしょう。その場合は見た目が本物らしい、ライトが点灯する、ステッカーなどの付属品があるといったような特徴のものを選べば、低価格でもじゅうぶんな威嚇効果を発揮できます。