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【この記事のエキスパート】
フランスチーズ鑑評騎士:山田 好美

フランスチーズ鑑評騎士:山田 好美

ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」チーズ&ワイン講師。

英仏語講師歴20年以上。語学留学以来フランスのチーズとワインの魅力の虜となり以降ワインとチーズの資格を取得し ワイン&チーズ講師としても活動を続けています。近年は国内の生産者の動向にも注目し応援しています。


カマンベール、モッツァレラ、青カビ、白カビまで、美味しい人気のチーズは数が多く、ワインにぴったりなものはどれなのか迷ってしまいますよね。この記事では、ワインに合うチーズの選び方とおすすめ商品をご紹介します。ぜひ自分好みのチーズを見つけてくださいね。

ワインに合うチーズの選び方

それでは、ワインに合うチーズを選ぶときのポイントを教えてもらいました。フランスチーズのエキスパートがどのような点に注目するのかチェックしてみましょう。

【1】ワインと原産地が同じチーズを選ぶ
【2】ワインと特徴が似ているチーズを選ぶ
【3】ワインと同じ熟成度合いのチーズを選ぶ
【4】クセのあるチーズが苦手な人は、食べやすいチーズから選んでみる
【5】迷ったときには盛り合わせをチョイス

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ワインと原産地が同じチーズを選ぶ

出典:楽天市場

ワインの産地とチーズの産地を合わせると、テロワール(土壌、地勢、気候などの特徴)が同じなので相性ばつぐんです。

たとえば、ワインの銘醸地(めいじょうち)であるブルゴーニュ地方のワインには、ブルゴーニュワインからつくられるマール(蒸留酒)でウォッシュしたものがおすすめ。

ロワール地方はワインの銘醸地でもあり、シェーヴルチーズの宝庫でもあります。シェーヴルチーズには、地元のシノンワインがぴったりです。

【2】ワインと特徴が似ているチーズを選ぶ

出典:Amazon

赤ワインには、タンニンが豊富なものが多くあります。タンニンとマッチするのは、少しクセのある風味が豊かなタイプになりますので、ウォッシュチーズなどと合わせるのがおすすめです。

白ワインは、さわやかな酸味をもっているので、たとえばフレッシュタイプのチーズなど、同じく酸味のあるチーズとの相性はよいでしょう。

スパークリングワインは、高脂肪タイプのチーズと一緒に! 弾ける泡とのマリアージュ(ワインと食べものの相性)が楽しめます。

酸味の強いワインには塩気の強いチーズを合わせる

【エキスパートのコメント】

酸味は度合いによって異なるので、たとえば酸味の穏やかなチーズには、ワインの酸味を和らげる製法で作られたまろやかなMLFワインを合わせるといいでしょう。また、塩気の強いチーズは、甘口のワインとの相性がいいです。

香りの強いチーズには、個性的な風味のしっかりとしたワインを! ナッツのような香りのあるチーズにはタルの香りが豊かなものを。

スパイシーなチーズにはスパイシーな風味のワインをあわせるといいでしょう。同じようにハーブフレーバーのチーズには、ハーブ香のあるワインをあわせましょう。

【3】ワインと同じ熟成度合いのチーズを選ぶ

チーズもワインも熟成によって味わいが変化していきます。その熟成度合いによって、ワインとチーズを合わせるのも選び方のひとつ。

ヌーボーのような新酒と呼ばれるワインや、フレッシュでフルーティな味わいのワインには、熟成の若いチーズやフレッシュタイプのチーズがおすすめです。熟成豊かなハード系のチーズには、熟成の進んだフルボディタイプの重厚なワインをあわせてみましょう。

香り豊かな銘醸ワインと熟成度の高いチーズの組み合わせはNG

原料にこだわりがあるワインを「銘醸ワイン」と呼びますが、この「銘醸ワイン」と熟成度の高いチーズの相性はあまりよくありません。

熟成度の高いチーズには独特な香りやコクがありますが、この香りやコクと合わせるためには銘醸ワインではなく、苦みのあるワインやアルコール度の高いワインを選ぶといいでしょう。

【4】クセのあるチーズが苦手な人は、食べやすいチーズから選んでみる

チーズの食べやすさから選んでみるのもおすすめです。

熟成しない「フレッシュチーズ」

出典:Amazon

チーズ特有の香りやクセは熟成の過程で増していくので、食べやすさを重視するなら熟成をしないフレッシュチーズを選んでみましょう。

知名度の高い「モッツァレラ」や「クリームチーズ」、「マスカルポーネ」といったフレッシュチーズなら食べた経験があるという方も多いのではないでしょうか。フレッシュチーズもワインによく合います。

熟成の若いチーズもチェック

出典:Amazon

食べやすさは重視したいがフレッシュチーズではものたりないという方は、熟成の若いチーズがおすすめです。

熟成4~8週間が食べごろの「カマンベールチーズ」、や、3~6カ月で熟成する「ゴーダチーズ」などは、熟成チーズがはじめてという方にも適しています。食べごろは好みによっても変わるので、いろいろなチーズをチェックしてみるのも楽しいでしょう。

【5】迷ったときには盛り合わせをチョイス

どのチーズにしようか迷ったときは、盛り合わせを選んでみるのもひとつの方法です。盛り合わせのなかから自分好みのチーズが見つかるかもしれません。

みんなでシェアして楽しみたいというときにも盛り合わせがピッタリです。盛り合わせと一緒にいろいろな種類のワインを用意しておけば、ワインとチーズの組み合わせの幅も広がります。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

「チーズはワインの最良の友」と昔から言われ続けています。ポイントをつかんで、それぞれのチーズの個性に合わせたワインを選ぶことが肝心です。

「タイプ」「熟成度合い」「味わい」「同郷同士」というキーワードをうまく利用して、ぜひ相性ぴったりな組み合わせを見つけてみましょう。まさにチーズとワインのMariage、いわゆる「結婚」ですね!

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)