お笑い芸人の有吉弘行が、12日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週水曜23:20~24:20)で、「全然楽しくない」と悩むYouTuberについて語った。
26歳会社員の視聴者から、「就職せずに意気揚々とYouTuberになった友達が、『登録数を増やすためにどんな企画がいいか考える毎日で、全然楽しくない』と言っていました。好きで始めたのに、結局はテレビ業界と同じ苦しみを味わっているそうです。どんなものでも、仕事になると楽しいものじゃなくなるのでしょうか」という相談が寄せられた。番組では登録者数10万人以上のYouTuber7人を取材したところ、「毎日更新しているので休みがない」「規制が厳しくなった」などの悩みが明らかになったという。
これを受け、有吉は「確かに大変だろうね。客観的に見ていてもそう思うけどね」と理解を示しつつ、「でも、仕事を楽しむ才能がないだけだよ」と指摘。この言葉にマツコ・デラックスは「おー!」と感動をあらわにしながら「何でも大変だよ。でも、その中から喜びを見つけられた人の勝ちよね」「極めればどこへでも行ける」と同調し、有吉も「人が見て『つまんなそうな仕事』と思っても、その人にはそれなりに楽しい方法があって楽しいと思ってやってるかもしれないから」と推測する。
さらに有吉は、「楽しんで仕事をしてる人の邪魔だけはしてほしくないと思う。いろいろなルールもあるんだろうけど」と訴え、「俺はまだ、仕事をしている時に『楽しいな』と思ってる時間の方が長いもんね。いろいろ考えると面倒くさいこともあるけど。『よく笑えてるな』『よく笑える仕事でよかったな』と思う」と告白。一方で、「かわいそうだよね。今、苦しくなってるんだよね。そうすると続かないよね。YouTubeの方もどんどん規制が厳しくなってるらね。かわいそうに。やっと、『自由にできる』と思ってやってたんだろうけど」とYouTuberの苦境に同情する場面もあった。