東京メトロは12日、銀座線渋谷駅移設にともなう線路切替・ホーム移設工事のため、2019年12月28日から2020年1月2日までの6日間、銀座線の溜池山王~青山一丁目間・表参道~渋谷間で終日運休すると発表した。
銀座線渋谷駅の移設は渋谷駅街区基盤整備に合わせて進められ、現在の駅の位置から表参道方面へ約130m移設し、明治通り上空に駅を新設する。新しい駅は2つの線路に挟まれたホームとなり、いままでの乗車用・降車用の区別がなくなる。新ホームの拡幅でホーム上の混雑緩和を図るとともに、ホームドアの工事も行い、安全性を向上させるという。新ホームへのホームドア設置は2020年度を予定している。
年末年始に行われる予定の線路切替・ホーム移設工事では、浅草方面行の線路を北側、渋谷方面行の線路を南側に移設し、空いたスペースに新しいホームを築造。工事終了後、銀座線渋谷駅は明治通り上空に築造した新ホームの供用を開始するという。工事のため運休となる12月28日から1月2日までの6日間、各日とも溜池山王~青山一丁目間・表参道~渋谷間で始発から終電まで運休となる。
工事期間中、銀座線は浅草~溜池山王間・青山一丁目~表参道間で折返し運転。東京メトロの他路線や都営地下鉄・私鉄各線などで振替輸送を行う。工事終了後、2020年1月3日の始発から銀座線渋谷駅新ホームの供用を開始する予定としている。