6月21日公開の映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の父の日記念イベントが11日、都内で行われ、坂口健太郎、吉田鋼太郎が出席した。
息子である事を隠して父とオンライン ゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が1,000万を超えるブログが原作の本作。この連載はたちまち人気を集め、連載最終回がYahoo!ニュースで取り上げられるほど大きな話題を集めた。その後、SNSで絶賛の声が爆発的に広がり、ネットの世界を飛び出して書籍化が実現。さらに地上波でドラマ化もされた感動作を、坂口健太郎と吉田鋼太郎のダブル主演で映画化した。ずっとすれ違ってきた父子(吉田鋼太郎と坂口健太郎)が、オンラインゲームの世界を共に旅する、というストーリーとなっている。
本作で坂口と吉田は初共演。お互いの印象を問われ、坂口が「鋼太郎さんは色んな役を演じられていますが、紳士でダンディーで渋いという印象がありました。今回は役としてセリフのやり取りはあまりなかったんですが、チャーミングな方で、ご一緒して驚いたところではあります」と語り、吉田は「何でもかんでもチャーミングって言えばいいって訳じゃないよ」と笑いを誘う場面も。吉田は坂口について「いい意味で思っていた通りの人でしたね。優しいし穏やかだし真面目で勉強熱心。きっと浮気はしないんだろうな。好青年でしたよ。役者だからお芝居をするんですが、すごい集中力で、言葉を交わさないんですが一言で思いをきっちりできる俳優さんで尊敬します」とべた褒めも、「意外と坂口くんは社交的じゃない。自分から話し掛けてきたり撮影の合間に喋ってたりとか全然ありませんでしたよ。だから皆さんが期待する面白いトークはあまりないですね」と暴露して坂口を困らせていた。
本作は、父の本音を知ろうと、息子のアキオがオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を誘導する。そんな壮大なサプライズにちなみ、「今まで仕掛けたサプライズ企画で成功したことは?」という問いに、吉田は「舞台の上で何もしない人がいて、そいつが乳首を出ている衣装を着ていて、乳首にバンソーコーとか張って周りの役者を笑わそうとしてたんです。そいつを怒ってみようということになり、楽屋に呼び出して本気で怒ったんです。『お前舐めてるのか?』と。そしたら本当に震え出して泣き出し、ドッキリだと言ってもずっと泣いていました」と告白。隣で聞いていた坂口は「それ怖いですよ。僕がされたら駄目ですね」と話していた。映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は、6月21日より全国公開。