エン・ジャパンはこのほど、「上司と部下」に関する調査結果を発表した。調査は4月24日~5月28日、同社運営の転職支援サービス「エン転職」を利用する20代以上のユーザーを対象にインターネットで行われた。有効回答数は11,286名。
「理想の上司」を有名人で答えてもらったところ、20代・30代はともに「天海祐希」が1位となり、「ドラマで上司役を演じていることが多い印象があり、どれも好感が持てる」「凛としていていつもカッコいい。怒られてでもこの人についていきたい! と思ってしまいます」と、ドラマでの上司役が好印象のよう。
40代の1位は「所ジョージ」で、「明るく、それでいて必要なことはしっかり伝えてくれて、いざという時に頼りになりそう」という声が寄せられた。このほか、「明石家さんま」「ビートたけし」「西島秀俊」といった名前も上位に挙がった。
一方、理想の部下については、20代・30代では「神木隆之介」がトップに。「誰に対しても公平に慕ってくれそう」「優しくて気が利いて素直そう」と高評価。
また、40代の1位は「土屋太鳳」という結果に。「何事にも真摯に向き合う真面目さが良い」「明るく前向きでハキハキしているので、接していて気持ちが良いと思う」という意見だった。そのほか上位には、「竹内涼真」「菅田将暉」「大谷翔平」といった有名人が並んだ。
次に「今まで尊敬する上司に出会ったことがありますか?」と質問したところ、68%が「ある」と回答した。そこで、その上司の尊敬すべきポイントを聞くと、「いざというときに部下を守る」(55%)が最も多く、次いで「指示・指導が的確」(53%)、「知識や経験が豊富」(51%)と続いた。
また、上司に期待していることも聞いたところ、「自分の意見や考えに耳を傾けてくれる」(61%)が最多に。次いで「公平・公正に評価してくれる」(56%)、「明確な判断をしてくれる」(52%)、「具体的なアドバイスをくれる」(51%)、「気分に浮き沈みがない」(47%)が上位となった。
続いて、これまで困った上司のもとで働いたことはあるかを尋ねたところ、85%が「ある」と回答。特に30代・40代では9割と、高い割合を示す結果に。困った点を具体的に聞くと、「人によって態度を変える」(66%)、「いざというときに部下を守ってくれない」(58%)、「指示・指導が曖昧」(55%)が多かった。
一方、これまで困った部下を持ったことが「ある」という人の割合は58%。具体的に困った点を聞くと、「言い訳が多い」(53%)が最も多く、次いで「報告・連絡・相談を怠る」(51%)、「上司からの指示待ち」「基本的なルールを守らない」(ともに37%)と続いた。