ソニーは6月12日、ミラーレスカメラ「α」用の交換レンズの新製品として、超望遠レンズ「FE 600mm F4 GM OSS」(SEL600F40GM)を発表した。オートフォーカス用のリニアモーターを2つ搭載し、ピント合わせの速度と精度を追求。動きの激しいスポーツや野生動物なども、ピントをしっかり合わせ続けられるようにした。2020年の東京オリンピックを視野に、プロの利用を見込む。

希望小売価格は税別179万5000円。受注生産となり、7月下旬より出荷する。

  • ミラーレスのαにも、600mm F4の超望遠レンズが登場。オートフォーカス性能や描写性能を磨き上げた

描写性能とぼけ味を妥協なく追求したG Masterレンズに属する製品。収差を抑えるXAレンズを1枚搭載し、解像感やぼけの表現を高めた。

オートフォーカス用のモーターは、FE 400mm F2.8 GM OSSと同様にXDリニアモーターを2基搭載し、速度と精度、追従性能を高めた。プロ向けフルサイズミラーレス「α9」と組み合わせた場合、最小絞りのF22まで絞っても高速・高精度のオートフォーカスが働く。

ピントリングの隣にはファンクションリングを設け、APS-Cとフルサイズを瞬時に切り替えるなどの操作が可能。1.4倍のテレコンバーターを装着した際は840mm相当、2倍のテレコンバーターを装着すると1200mm相当で撮影できる。

  • ピントリングの隣にファンクションリングやカスタマイズ用のボタンを搭載する

  • APS-Cミラーレス装着時の焦点距離:900mm相当
  • 最大撮影倍率:0.14倍
  • 最短撮影距離:4.5m
  • フィルター径:40.5mm
  • 本体サイズ:163.6×449mm
  • 重さ:3,040g(三脚座含む)
  • 色:白