ソニーは6月12日、ミラーレスカメラ「α」用の交換レンズの新製品として、3倍のズーム比を持つ超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」(SEL200600G)を発表した。EDガラスなど高性能レンズを搭載して周辺部まで解像感を高めたほか、オートフォーカスは素早く静かにピントを合わせられるように工夫。レンズは、ズーム時にも長さが変わらないインナーズーム方式とした。別売のテレコンバーターの装着で、最長1200mmの超望遠撮影も可能。本体サイズや価格も抑え、野鳥や航空機、スポーツなどを撮りたいと考える一般ユーザーにも売り込む。
希望小売価格は税別278,000円で、発売は7月26日の予定。
描写やぼけ味が美しいGレンズに属する製品。「α9」「α7」シリーズなどのフルサイズミラーレスに対応し、1.4倍のテレコンバーターを装着した際は840mm相当、2倍のテレコンバーターを装着すると1200mm相当の撮影が可能。「α6500」などのAPS-Cミラーレスでも利用でき、装着時の焦点距離は300~900mm相当(テレコンバーター未装着時)と望遠寄りになる。
ズームで全長が変わらないインナーズームを採用しているため、ズームの際に重心の変化が少なく、扱いやすくなっている。オートフォーカスの駆動にはダイレクトドライブSSM(超音波モーター)を採用し、スムーズで高速なピント合わせを可能にした。
レンズ内手ぶれ補正機構を搭載している。手ぶれ補正は、通常撮影に向くMODE1、流し撮りに向くMODE2に加え、動きが予測できないスポーツや野生動物などの撮影に向くMODE3の3種類に切り替えられる。
- APS-Cミラーレス装着時の焦点距離:300~900mm相当
- 最大撮影倍率:0.2倍
- 最短撮影距離:2.4m
- フィルター径:95mm
- 本体サイズ:111.5×318mm
- 重さ:2,115g
- 色:白