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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子

料理研究家&食専門ライター:松本葉子

紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。


この記事では、料理研究家の松本 葉子さん監修のもと、本みりんの選び方、タイプの商品がわかる診断チャート、おすすめ商品を紹介。添加物フリーでこだわりの原料で作った飛鳥山・九重櫻の高級みりんもピックアップしています。 記事後半には、通販サイトの人気売れ筋ランキングもあります。

本みりんとは? 原料や普通のみりんとの違いも!

本みりんの選び方を紹介する前に、本みりんの原料や似た名前の「みりん風調味料」との違いについて解説します。

本みりんの原料は?

本みりんのおもな原料はもち米、米麹、焼酎です。もち米を蒸し、焼酎と米麹を混ぜて仕込みます。仕込みの4日後には、もろみ表面の乾燥と雑菌繁殖を防ぐ「踏み込み」をします。「踏み込み」は、もろみの表面30cmぐらいを入れ替える作業です。 その後、1週間ごとに櫂入れ(かいいれ)をして糖化を促し、1か月半ほどかけて品質を整えてから、みりんを搾ります。

みりん風調味料と本みりんの違いは?

本みりんはアルコール分が14%前後であるのに対し、みりん風調味料は1%以下になっています。そのため、みりん風調味料ならアルコール分を飛ばす時間を節約でき、子ども向けのお菓子や料理にも使うことができます。

さらに、みりん風調味料の方が糖分が高いため、照りをつけたいときにはみりん風調味料の方が適しています。コストや用途などによってもみりんを選ぶといいでしょう。

本みりんの選び方

本みりんを選ぶときは、製造方法や容量、生産地に着目することが大切です。和食やお菓子など作りたい料理に合ったものを選びたいなど、こだわりのある方はぜひ参考にしてみてください。

製法から選ぶ

本みりんの製法は「伝統的製法」と「工業的製法」の2種類があり、味わいや価格が異なります。それぞれの製法について解説します。

飲むこともできる本格的な味わいの「伝統的製法」

出典:Amazon

江戸時代に確立された「伝統的製法」によって造られた本みりんは、もち米と米麹、焼酎でじっくりと仕込んだ本格的な味わいを楽しめます。

自然の旨みが感じられるだけではなく、さわやかな甘みがあるので、飲んでもおいしいという特徴もあります。本格みりんの香りと風味を楽しみたいなら、伝統的製法の本みりんをチェックしてみてください。

醸造アルコールを使ったリーズナブルな「工業的製法」

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「工業的製法」は、全体的にもち米を減らして焼酎の代わりに醸造アルコールを使っています。味わいは伝統的製法よりも劣りますが、リーズナブルな価格で購入できるというメリットがあります。

加圧蒸煮や高温液化といった処理を施すため、たんぱくやでんぷんの利用率が高まります。熟成期間は40日から60日と短いので、大量生産にも向いている製法です。コスパがいいのも魅力です。

料理に合う甘さを選ぶ

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料理にみりんを使う目的としては、照りや艶をつける、煮くずれを防ぐ、消臭などがありますが、やはり1番は甘みをつけることでしょう。そのため、甘みの強さはみりん選びでは重要です。

甘い味付け、濃い味付けを好む家庭では甘みの強いみりんを、薄味に仕上げることが多いならすっきり系のみりんを定番として購入することで、よりみりんの魅力を楽しめます。またどんな料理にみりんを使うことが多いかを考えて、色の濃いもの、薄いものを選びましょう。

有名な生産地から選ぶ

みりんは生産地や製法によって、風味が異なります。特徴を見ていきましょう。

千葉県流山市

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代表的なみりんの名産地である「千葉県流山市」は、みりんの原料であるもち米・うるち米の産地が近いです。

江戸時代に「万上味淋」として受け継がれてきたみりんは、現在醤油でおなじみのキッコーマンに受け継がれています。そのため、流山市産のみりんは和食との相性がよいとされています。

愛知県碧南市

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また別の名産地である「愛知県碧南市」のみりんは、江戸時代から続く伝統的な手法で作られており、メイプルシロップのような甘み成分を多く感じるのが特徴。現存する日本最古の醸造元もあり、近隣には江戸時代からの伝統的な製法でみりんを作る蔵元が多く存在しています。

サイズで選ぶ

みりんは小ぶりなサイズから業務用な大きいサイズまで販売されています。生活スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。

一人暮らしは「小さいサイズ」がおすすめ

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自炊が趣味の人は使い切りも早いと思いますが、外食が多くたまにしか本みりんを使わない人は一人暮らしの人は賞味期限なども考慮して小ぶりなサイズを買うことをおすすめします。

和食やお菓子作りをよく作る人は「一升瓶サイズ」がおすすめ

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みりんを頻繁に使う人は一升瓶のような業務用の大きさを買ったほうがコスパがいいでしょう。砂糖と同じ甘さを感じられるのに健康にもいいみりんは、和食やお菓子作りなどさまざまな料理に使うことができます。

飲むみりんは熟成年数で選ぶ

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もともと本みりんは、調味料として普及するまでお酒として飲まれていました。本みりんは熟成させることで、アルコールの角がとれてまろやかさと甘みが変わってきます。炭酸飲料や焼酎で割って楽しめるのも魅力です。

ただし、開封後の本みりんを長くおいても熟成は進みません。開封後は1~2カ月以内に使い切りましょう。未開封でも賞味期限切れの本みりんは使わないでください。本みりんには飲むことをコンセプトに作られた商品もあります。本みりんを飲んでみたい方は、熟成年数とともにチェックしてみてください。

あなたに合う本みりんは? タイプ別診断で発見!

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選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)