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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家:佐々木 ちひろ

フードコーディネーター/料理・お菓子研究家:佐々木 ちひろ

学生時代に栄養学を学び、製菓会社・食品会社のフードコーディネーターを経て独立する。
現在は書籍・WEB・企業などのレシピ考案やフードスタイリングを中心に活動する。
美味しい料理を作るため食材選びからこだわり、普段から居心地のよいキッチン作りや、効率よく仕事をするため機能性に優れた調理道具えらびを心がけている。


台所での食器洗いに欠かせないのがキッチンスポンジ。素材や形状だけでなく、毎日取り替えできる使い捨てタイプや泡立ちが良いもの、かわいいデザインなど種類も豊富。この記事では、キッチンスポンジの選び方とおすすめの商品をユーザー、エキスパート、編集部からそれぞれ厳選してご紹介します。

キッチンスポンジの選び方

まずは、キッチンスポンジの選び方をご紹介します。ポイントは下記のとおり。

【1】スポンジの種類
【2】素材
【3】耐久性
【4】使い勝手のいい形やサイズ
【5】抗菌タイプかどうか
【6】色

これらをおさえて、自分が使いやすいスポンジを手に入れましょう!

【1】スポンジの種類をチェック

スポンジの種類としては、一層タイプ、二層タイプ、三層タイプ、ネットタイプがあります。

ひとつの素材でできている「一層タイプ」

出典:Amazon

ほかの素材と組み合わせることなく、ひとつの素材のみでつくられたスポンジ。ウレタンでできているものが多いです。やわらかく、泡立ちや水切れもよいため使いやすいのが特徴です。

使い分けできる「二層タイプ」

出典:Amazon

ウレタンと不織布でできているものが多い、二層タイプのスポンジは、ふたつの素材のメリットを使い分けできるのがポイントです。油汚れや焦げのついたフライパンには不織布の面、食器洗いにはウレタンの面というようにそれぞれに適した素材で洗うことができます。

泡立ちも水切れもいい「三層タイプ」

出典:Amazon

三層タイプのスポンジは、目のこまかいウレタンと目が粗いウレタン、不織布でできているものがスタンダード。目の粗いスポンジが使われていることにより、泡立ちと水切れがよいのが特徴です。中央に目のこまかいスポンジがあることで、泡持ちもよくしてくれます。

汚れをかき出す「ネットタイプ」

出典:Amazon

ネット状になったスポンジは、やわらかくて扱いやすく、折り曲げて洗うのもかんたんです。ネットの素材は、「ナイロン」「ポリエステル」「アルミ」「アクリル」でつくられているものが多く、素材によって特徴も変わります。

一般的なのはナイロンやポリエステルで、アルミは汚れをしっかり落としながらも傷をつけにくいです。アクリルは、繊維に沿って多くの溝があり、汚れをしっかりかき出してくれます。

【2】泡立ちや汚れ落ちが変わる! スポンジの素材をチェック

出典:Amazon

キッチンスポンジの素材はウレタンフォーム、セルロース、不織布、マイクロファイバーなどさまざまな種類のものがあります。

一般的なのは「ウレタンフォーム」

出典:Amazon

一般的なものはウレタンフォームを使ったウレタンスポンジ。柔軟性があり食器を洗うのに適しています。スポンジの気泡の大きさによって目の粗さが変わり、目が細かいものは泡立ちがよく、粗いものは水切れがよいのが特徴です。

吸水性と速乾性にすぐれた「セルロース」

出典:Amazon

天然繊維でつくられたセルローススポンジは、環境にやさしくエコな素材です。廃棄するときも有毒ガスが発生しません。セルロースは、吸水性と速乾性にすぐれており、食器洗いのほかシンクの拭き上げにも適しています。

頑固な汚れに「不織布」

出典:Amazon

不織布(ふしょくふ)のスポンジは、単体のものとウレタンフォームなどと組み合わせたものがあります。

不織布のなかにも「ハード不織布」と「ソフト不織布」があり、ハード不織布は研磨材入りで焦げ付きなどの頑固な汚れにぴったり。一方で傷がつきやすいガラスやプラスチックには向かないという面もあります。ソフト不織布は、研磨材なしでキズをつけにくく、しっかり洗うことができます。

水だけで汚れが落ちる「マイクロファイバー」

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吸水速乾性がよく、やわらかい触り心地のマイクロファイバー。細かい繊維が密集していて、少量の水や洗剤をつけるだけで汚れを落としてくれます。あまり洗剤をたくさん使いたくないという人にもおすすめです。耐久性はあまりないため、まとめ買いしておくといいでしょう。

水を含ませて擦るだけできれいになる「メラミン」

出典:Amazon

洗剤を使うことなく、少量の水で茶渋やコーヒーの着色汚れを落とせるメラミンスポンジ。研磨剤としての機能に優れており、頑固な油汚れや水まわりの垢を落とすこともできますよ。

ただ、削り取る効果が強いので、漆器や陶器に使用すると、擦った部分が傷になることがあるので注意して使用しましょう。

【3】耐久性も大事なポイント

出典:Amazon

キッチンスポンジは消耗品とはいえ、すぐにへたれてしまうようでは十分に汚れを落とすことができません。耐久性のある丈夫なものを選びましょう。泡立ちがよく、形も変形しにくいものがベストです。コスパの面から考えても、耐久性は大事なポイント。

買い替えのタイミングとしては、月に1回くらいがちょうどよいでしょう。使い始めて1カ月は、十分に泡立ち汚れを落とすことができるへたらないスポンジを選んでみてください。

【4】使い勝手のいい形やサイズを選ぼう

キッチンスポンジといえば長方形が主流ですが、木の葉のような形や動物型など、いろいろな形のスポンジが登場しています。カーブがある形で手にフィットしやすいもの、角が尖っていてお弁当箱の隅も洗いやすいもの、穴が開いていて吊るして干せるものなど、工夫が盛りだくさん。使い勝手のいい形を選んでください。

また、スポンジが食器に合う大きさかどうかもあわせてチェックしましょう。食器に合わない大きさだと、食器洗いがしにくくなります。

【エキスパートのコメント】

プロからのワンポイントアドバイス

一般的なキッチンスポンジの形といえば長方形のものが多いです。なかでも少し長めのものを選べば、麦茶ポットなど細長い形状のものも洗いやすくなります。角が四角く尖っているものであれば、お弁当箱など四角いものの隅も洗いやすいです。

そのほかには、手の形にフィットしやすくカーブしているものや、食器洗いが楽しくなるような動物の形をしたものなどがありますね。

【5】抗菌タイプかどうかをチェック

出典:Amazon

抗菌加工が施されたキッチンスポンジは、新たな菌を寄せつけにくい効果が期待できます。商品によって抗菌の加工方法が異なるため、効果や持続性はまちまちですが、なかでも素材に銀イオンや銅を練り込んだものは抗菌効果が持続しやすく人気が高いようです。

食器に直接ふれるキッチンスポンジだからこそ、衛生面にこだわりたいもの。清潔感が気になる方は、抗菌タイプかどうかもチェックしてみるとよいかもしれませんね。

【6】色によってメリットが!? 好みの色から選ぶ

出典:Amazon

キッチンスポンジといえば昔はカラフルなものが主流でしたが、最近は白や黒などインテリアになじみやすい落ち着いた色味のものも多くみかけます。カラフルなスポンジは食器の中に埋もれてしまってもみつけやすく、とくに年配の方に人気があるようです。

白いスポンジは、清潔感があるところが魅力ですが、ものによってはカレーやトマトソースなどの色移りが気になることがあります。黒いスポンジは、スタイリッシュな見た目と汚れが目立ちにくいことで人気です。

専門家からのアドバイス

【エキスパートのコメント】

そのほかの選び方として、食器洗いによる手荒れが気になる方には、手にやさしい商品コンセプトのキッチンスポンジがおすすめです。

一般的に固い素材や不織布がついたものよりは、やわらかく肌ざわりのよいものの方が食器を傷つけにくく手にもやさしいです。

とくに、やわらかいメラミンスポンジは汚れを削りながら落としていく性質のため、肌が弱い方は注意が必要です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)