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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)
文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。
文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。
オペラグラスは、東京ドームや武道館などの広い会場でのコンサートや、ミュージカルや宝塚の観劇に便利。ここでは、軽量・防水・明るいタイプ、おしゃれなアイテムや持ち運びに便利なストラップ付きのものなどおすすめ商品を厳選してご紹介。選び方も解説しているのでぜひ参考にしてください。
オペラグラスと双眼鏡の違いとは?
オペラグラスと双眼鏡の違いを知っていますか? はっきりと違いがわからないといった人のために、その違いについて解説します!この記事では、観劇やコンサートに使いやすいオペラグラスと双眼鏡の両方をご紹介しております。
▼双眼鏡
プリズムがあるタイプと、プリズムがないタイプに分けられます。プリズムは光を曲げることで対物レンズと接眼レンズの距離を錯覚させ、距離を短くする役割があります。これにより、距離があっても鮮明に見ることができます。そのせいで、サイズが大きく重いタイプが多いのです。
▼オペラグラス
観劇用を目的として作られているため、小型でおしゃれなものが多く、価格帯も安いものが多い印象です。オペラグラスにはプリズムがありません。
オペラグラスの選び方
それでは、オペラグラスの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】倍率
【2】明るさ
【3】視界の広さとピントの合わせやすさ
【4】重さ
【5】機能
【6】メガネをかけたままでも使えるか
【7】人気メーカー
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使用シーンにあった倍率をチェック
オペラグラスは、3~4倍の倍率のものが一般的です。最近では、10倍以上のオペラグラスも登場していますが、倍率が上がるほど見える範囲が狭くなり、手ブレもしやすいというデメリットがあります。オペラグラスを選ぶ際は、倍率が10倍以下のものを選ぶようにしましょう。
また、会場の広さやステージとの距離に合わせて倍率を選ぶようにしましょう。
小規模収容|舞台と席が近い劇場
3倍から4倍率のオペラグラスがおすすめです。小規模の劇場は役者さんとの距離も比較的近くなるため、高い倍率のオペラグラスを購入しても使う機会がないかもしれません。
大規模収容|ドームや宝塚劇場などの大型劇場
東京ドームを想像してみると、席にもよりますがほとんど肉眼で役者さんを見るのは不可能に近いでしょう。オペラグラスは5倍率以上は必須です! 倍率が高く設定できるタイプのオペラグラスだと、席により使い分けもできます。
【2】レンズの明るさも大事なポイント!
コンサート会場や劇場は、ステージが始まると暗くなります。暗くなっても見やすい明るさのレンズか確認する必要があります!
レンズ中央に見える白い円を「ひとみ径」と呼びます。ひとみ径の大きさはオペラグラスの明るさに関係していて、ひとみ径が大きいほど明るく見えます。倍率が低ければひとみ径が大きくなり、明るく見えるようになっています。
【3】視界の広さとピントの合わせやすさをチェック!
オペラグラスをのぞいた時の視野が広いと、見たいものが見つけやすくなります。また、視界が広いとピントも合わせやすいです。
倍率が大きいほど視野が狭くなるので、目的のものが見つけにくく、ピントも合わせもむずかしくなります。実視野(視野角と同意)が7度前後あるかをチェックしておけば、見やすい広さの視野角が得られるでしょう。
【4】長時間使うなら軽いものが便利
オペラグラスは観劇中など、かなり長時間目に当て続けるため、軽くないと使いにくいものです。
ただ、小さくなれば倍率も明るさも視界の広さも制限されます。なのであまり小さいと機能そのものが意味をなさなくなってしまいます。
目安としては、まず使っていて疲れない重さ、これは人によりますが、経験上200gを越えるオペラグラスは、長時間の使用には耐えないと考えていいでしょう。
【5】機能で選ぶ
腕の負担を減らしてくれる持ち手がついたもの、折りたたみできるなど、オペラグラスにあると便利な機能について解説します。
ハンドル付き|腕の負担を減らしてくれる
観劇やライブ、ミュージカルなどで長時間使用するなら持ち手つきがおすすめ。本体に持ち手がついていることで、腕が疲れにくく、負担を抑えることができます。
折りたたみ|荷物を減らしたいならマスト
オペラグラスを折りたたみできると、本体がコンパクトに。少しでも荷物を減らしたいなら、折りたたみはマストと言えるでしょう。
【6】メガネをかけたままでも使えるかチェック!
裸眼の人に比べて、メガネをしている人は接眼レンズと瞳の間に隙間ができるため、この隙間を考慮して選ぶことが必要になります。
メガネをかけたままオペラグラスを使用したいと考えている場合は、メガネに対応したオペラグラスを探しましょう!
【7】人気メーカーから選ぶ
オペラグラスはさまざまな会社から発売されていますが、その中でもビクセンとオリンパスは高いシェアとなっています。2つのメーカーについて説明していくので、チェックしてみてください。
Vixen(ビクセン)|コンパクトで高性能
埼玉県に本社を構えるVixen(ビクセン)は、天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などを発売しています。なかでも、天体望遠鏡は国内シェア60%以上、海外でも20%以上のシェアを誇る有名メーカー。
ビクセンのオペラグラスは、他メーカーに比べ安価、コンパクト、高性能な点が特徴で、初心者向けのオペラグラスと言えるでしょう。
OLYMPUS(オリンパス)|シンプルな機能とデザイン
100年の歴史がある日本の老舗工学機メーカーのOLYMPUS(オリンパス)。カメラ以外にも顕微鏡や双眼鏡、医療用の内視鏡など医療分野の光学機に強く、内視鏡分野ではなんと世界で75%以上のシェアがあります。
そんなオリンパスのオペラグラスの特徴は、なんと言っても高倍率と洗練されたそのデザイン。また、明るさやホールド感にも優れており、分かりやすい操作性にも定評があります。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
自分の目にあわない場合、無理せず別の商品に
なにをどのくらいの大きさで見たいかで倍率を決めたら、明るさや実視野角などのこまかいスペックと、価格や重さとの折り合いを見れば、ある程度商品は絞り込めると思います。
おすすめしたオペラグラスはどれを使っても、ビックリするくらいキレイに見えるので、あまり値段は気にせず購入してほしいと思います。ただ、目に押しつけて使うものですから、どうしても相性はあります。
自分の目に合わないと感じたら、別の商品に換えましょう。