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【この記事のエキスパート】
ベビーグッズ・コンシェルジュ:白石 佳子
小学校教師を経て大手ベビー用品メーカーで商品企画担当として勤務。
手がけた商品は「グッドデザイン賞金賞」を受賞。
その後育児関連カタログ誌のバイヤー職などを経て、現在はベビーグッズ・コンシェルジュとして延べ1500名のプレママやママに育児グッズ講座を実施。
ベビーグッズによる赤ちゃんの事故を減らすために、そして不安を抱えながら育児しているママをサポートするために活動中。
新米パパママの育児を助けるオリジナルベビー服「バルーンオール」はキッズデザイン賞を受賞。
メディア歴:NHK おはよう日本
ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子さんに取材のもと、ベビーバスの選び方とおすすめ商品を紹介! リッチェルやストッケ、赤ちゃん本舗など人気商品を厳選しました。通販の人気ランキングや口コミ情報もあるので要チェックです。
ベビーバスは、いつからいつまで使う?
新生児から生後1カ月頃までの使用が一般的!
ベビーバスとは、新生児の赤ちゃんの沐浴に使うバスグッズ。一般的な使用期間は、新生児期から最短で生後1カ月ごろまで。それ以上の期間も状況に応じて使用してかまいません。
使用期間が短いことから「そもそもべビーバスって必要なの?」と思う方もいるかもしれませんが、生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力も弱く繊細なため、大人と一緒にお風呂に入ることはできません。細菌感染のリスクを回避するため、また大きなお風呂の湯圧で赤ちゃんに負担をかけないためにも、専用のバスタブで沐浴を行ないましょう。
1カ月健診で許可が出れば大人と同じお風呂に入れますが、まだ首がすわらない赤ちゃんと一緒に入浴するのが不安な場合は、引き続きベビーバスを使用しましょう。その際は、購入したベビーバスの対象月齢を守るよう注意してくださいね。
ベビーグッズ・コンシェルジュに聞いた!
ベビーバスの選び方
まずは、ベビーバスを選ぶときの失敗しないポイントを解説! 一時しか使わないものだからこそ、使いやすい商品を選んでいきましょう。
使用場所に合わせてタイプを選ぶ
ベビーバスは、「エアータイプ」「折りたたみタイプ」「シンクタイプ」「床置きタイプ」「マットタイプ」と大きく分けて5つのタイプに分けられます。それぞれ使い勝手が違うので、自分の沐浴スタイルの合わせて適切な商品を選びましょう。
コンパクトに収納できる「エアータイプ」
空気を入れて膨らませるエアータイプは、ふわふわの使い心地なのでふいに赤ちゃんにぶつかってしまったとしても安心。お風呂でもシンクでも使えて汎用性が高く、役目を終えた後はコンパクトにしまえるので収納場所にも困りません。旅行など、移動時でも持ち運びができるのもうれしいポイント。
◆こんな人におすすめ◆
・収納場所が限られている方
・2人目、3人目の使用も考えている方
・持ち運びできるものを探している方
多目的に使え収納もしやすい「折りたたみタイプ」
折りたたみ式ベビーバスも同様に、収納に便利。お風呂場周りに収納場所が少ない場合におすすめです。またシンクでも赤ちゃんを沐浴させることができ、ママパパの身体の負担を減らしてくれます。ベビーバスとしての役目を終えたあとは、簡易的なプールやおもちゃ箱として長く使うことができますよ。
◆こんな人におすすめ◆
・ベビーバス卒業後も多目的に使用したい方
・2人目、3人目の使用も考えている方
・収納が簡単なベビーバスをお探しの方
洗面台やキッチンで沐浴できる「シンクタイプ」
シンクタイプのベビーバスはその名の通り、洗面台やキッチンのシンクで使うことを想定したベビーバスのこと。床置きタイプの沐浴は屈む必要があるので、ママ・パパの足や腰への負担が心配ですが、シンクタイプなら立ったまま使えるのがメリット。そのため蛇口にシャワータイプのヘッドが付いている場合は、シンクで沐浴する家庭も増えてきています。
◆こんな人におすすめ◆
・ワンオペで沐浴しなくてはいけないママ・パパ
・足・腰への負担を軽減したい方
安定感があり安心な「床置きタイプ」
一方で、床置きタイプのベビーバスは安定感があり、まだ沐浴に慣れていないママ・パパも安心して使用することができます。滑り止めがついていたり、底面から水抜きが簡単にできる栓がついていたりと、使い勝手のよい商品が多いのも特徴。
◆こんな人におすすめ◆
・風呂場で滑らないか心配なママ・パパ
・赤ちゃんが大きくなっても簡易的なプールとして使いたい方
赤ちゃんを寝かせて洗える「マットタイプ」
スポンジや発泡スチロールなどでできたお風呂マットタイプは、赤ちゃんを寝かせられ、ママやパパが両手で赤ちゃんの体を洗えるのが便利。比較的安い値段で手に入るものが多いのもメリットです。シンクに直接敷いて使ったり、プラスチックの大きい桶などで代用する場合もその上から敷いて沐浴を行えるので、使い勝手もいいです。
◆こんな人におすすめ◆
・家にあるもので代用して沐浴を計画している方
・ワンオペ予定の方
・シンク沐浴を検討している方
2名体制か、ワンオペかに合わせて選ぶ
沐浴は赤ちゃんを洗う人と、洗い終わった赤ちゃんを受け取り体をふいたりお洋服を着せたりする人と、2名体制で行うとスムーズです。沐浴を大人2名で行えるのか、それともワンオペで行なわなくてはいけないのか、によってベビーバスを選ぶポイントが変わってくるのであらかじめママとパパで話し合っておきましょう。
2名体制で沐浴を行う場合は、腕がぶつかったりしないように大きめサイズを選びましょう。一方ワンオペ沐浴の場合は、片手で赤ちゃんを支えながらすべての作業を行なうので、底に水栓が付いていて片手で水が抜けるものや、ベビーバスと一緒にベビーチェアも併用すると便利ですよ。
収納方法や収納スペースを考慮してサイズや機能を選ぶ
ベビーバスの保管場所って意外と悩むポイントなんですよね。沐浴は通常1日1回で10分程度。使用期間も短いので、毎日の収納方法や使わなくなったときの保管のこと、2次利用できるかなどを考えて選んでいきたいところ。
大きなベビーバスでも折りたたんでコンパクトになるものや、ビニール製のエアータイプなどは省スペースで収納でき、使わなくなったときにおもちゃ入れとして活用できるのもうれしいです。
そのほかあると便利な機能もチェック
赤ちゃんの目や耳に水が入らないように頭を支えながら、もう片方の手で身体を洗うのはかなり腕力が必要ですし、慣れるまでは緊張してしまいますよね。
そんなときは、赤ちゃんの頭部や身体をサポートする機能や、お尻がずり落ちない機能が付いていると腕力の弱いママでも安心。頭を支えているほうの腕をベビーバスのふちに乗せて安定させるので、ふち部分がやわらかい素材を選ぶと、腕が痛くなりにくいですよ。
また、底に水抜き栓が付いていると、使用後の重いベビーバスをひっくり返す必要がなく、お湯がラクに抜けるので便利です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)