女優の山口智子が、フジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(7月8日スタート、毎週月曜21:00~)に出演することが10日、明らかになった。月9ドラマに出演するのは、木村拓哉とのW主演作『ロングバケーション』(96年)以来、23年ぶりとなる。

  • 『監察医 朝顔』に出演する山口智子=フジテレビ提供

上野樹里演じる新米法医学者・万木朝顔が解剖で、時任三郎演じる父であるベテラン刑事・万木平が捜査で、遺体の謎を解き明かしていく同ドラマ。山口は、朝顔が勤める興雲大学の法医学教室の主任教授・夏目茶子を演じる。

茶子は法医学の権威で、仕事は非の打ち所がない一方、「明日、死ぬかもしれないから」がモットーで、困難な仕事を抱えていてもプライベートと仕事は完全に別物というキャラクター。どんな遺体を前にしても冷静沈着でありながら、その言動は自由奔放で神出鬼没、年齢不詳で謎多き女性だ。朝顔の一番の理解者であり、朝顔にとっては法医学者を目指すきっかけにもなった、最も信頼を寄せる人物となっている。

原作を読んで、「今も色あせない、時代を越えた面白さを感じました。“死”というものに対峙(たいじ)することで、“生きる”力を強く再燃させていく。死が生を照らし出すテーマは、死から目を背けがちな現代社会において、とても大事な発信だと改めて思いました」という山口。

23年ぶりの月9出演については「去年、木村拓哉さんと22年ぶりに共演させていただいたのですが、まるで2分くらいしか時が経っていないような感じで(笑)。『監察医 朝顔』と『ロングバケーション』はドラマのテイストは違いますが、“月9”という言葉には、離れていた時間を感じさせない、幼なじみに再会したような、正月に実家に帰ったような(笑)、ホッとする親近感を覚えます」と語る。

主演の上野とは初共演だが、「これまでの作品を拝見して、自分の心に正直な芯の強さをお持ちの方だなと思っていました。教授として朝顔の成長を見守る茶子ですが、程よく突き放し野生動物のようにサバイバルさせる厳しさと、世界を旅してきた広い視野とユニークな発言で朝顔を導く優しさがあります。自分自身の人生を、責任を持って味わい謳歌して、若者たちを力強く先導してゆける先輩でありたいと思います」と意欲を語っている。

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