アイドルグループ・嵐の大野智が、今年の日本テレビ系大型特番『24時間テレビ42』(8月24~25日)のチャリTシャツのデザインを手がけた。8日に放送された同局系バラエティ番組『嵐にしやがれ』(毎週土曜21:00~)で発表された。
2004年・08年・12年・13年に続き、史上最多となる5回目の『24時間テレビ』メインパーソナリティーを務める嵐。大野は、12年に奈良美智氏、13年に草間彌生氏とコラボレーションしてチャリTシャツのデザインを担当したが、1人で手がけるのは04年以来15年ぶりとなる。
今年3月のパーソナリティー就任発表直後から、デザイン作成に取り掛かった大野。「人と人 ~ともに新たな時代へ~」という今年のテーマから着想を得て、緻密なペン画で固く握り合った手を描いた。
デザインに込めた思いを聞かれた大野は「手と手を握り合って次の新たな時代につながっていく、というイメージ」と説明。その手の中に描かれたさまざまな景色や人の表情について「ハッピーなことばかりじゃなくて、悲しい顔だったり泣いたり叫んだり、色々な感情がある。そんな中でも、みんなで助け合っていこうという思いを込めた。描きながら、すごいポンポン(アイデアが)降りてきて、自分が想像してたのより…超えてきたね(笑)」と、満足の様子だ。
握り合った手の上には満開の蓮の花が一輪描かれ、全体にあしらわれた蓮の茎で、あらゆる苦しみや悲しみを乗り越え一輪の花を咲かせる、人の人生を表現。これについて、大野は「蓮って泥の中から一本生えていく、それがめちゃくちゃきれい。まるで人生みたいだから」と紹介。大野がデザインしたペン画に、さらにボディーカラーである黄色、ピンク、水色、ミントの4色を使ってグラデーションを表現し、色鮮やかに完成した。
スタジオでTシャツがお披露目されると、嵐のメンバーと、総合司会を務める羽鳥慎一&水卜麻美アナから「キレイ!」「素敵」と歓声。大野自身も「デザイン画で見るより、Tシャツになったほうがいい」と仕上がりに納得の表情を浮かべた。
握り合った手の爪には、嵐メンバーのイニシャル(O、N、S、A、M)が書かれていることを知り、櫻井翔「一文字も書いてないけど、参加させてもらった気分になる(笑)」と感謝。二宮和也は「思いを感じる。思わずこう(胸を張るポーズに)なるね」とデザインから得るメッセージの力強さをアピールし、松本潤は、デザインに色をつけるか悩んでいた大野に「色が入って、よかった」、相葉雅紀は「Tシャツの大きさと絵のバランスがいい」と、それぞれ太鼓判を押した。
また、水卜アナも「すっごく好きです。かわいい! 力強いメッセージがある絵が、色で柔らかくほんわかして、ほっこりする気持ちになる、みんながうれしいデザインな感じがしました」と絶賛。これを受け、大野は「(メッセージを)結構込めたね。描いてくうちに(アイデア)どんどん浮かぶから、俺の思いがすごい詰まってるTシャツ」と胸を張った。
最後に嵐の5人は、この日初めてチャリTシャツに袖を通し「いよいよ、始まるね」と、本番への思いを改めて強くした様子だった。
カラーバリエーションは、黄色・白・ピンク・水色、そして新色のミントの全5色。価格は1,500円(税込)で、15日から日テレ屋(汐留店・東京駅店)、全国のイオングループ各店で取扱を開始する。