エアトリは6月6日、「有給休暇」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年5月7~10日、有効回答は10~70代の個人1,177人。
2019年4月から、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、5日以上の有休を取得させることが義務化されたことを知っているか尋ねたところ、76.0%が「知っている」と回答。一方、「知らない」という人も約4人に1人にあたる24.0%を占めた。
有休を消化していない社員がいた場合、最大30万円(従業員1人あたり)の罰金が科される可能性があることを「知らなかった」人は48.4%となり、罰則のことを知らない人も一定数いることがわかった。2018年4月~2019年3月に取得した有休日数は、「9日以上」が最も多く51.2%。「5日以上」を満たしている人は72.7%に上った一方、10.0%が「0日」と回答した。
2019年4月以降の有休はいつ取る予定か聞くと、男性はお盆期間の「8月」(39.0%)、女性は祝日の無い「6月」(34.2%)が最多。有休の活用方法については、「海外旅行」(47.6%)が断トツに多く、以下、2位「国内旅行」(14.8%)、3位「自宅でゆっくり」(8.7%)と続いた。
有休取得のしやすさについて質問すると、今まで「取得しやすい」と感じていた人は56.4%。義務化されたことによって「取得しやすくなる」と答えた人は76.1%となり、取得しやすいと感じる人は19.7ポイント増加した。
有休取得が義務化された感想を問うと、就業中の人は「どちらでもない」が37.2%と最も多く、「とても嬉しい」は26.8%にとどまった。他方、パートナーが就業中の人は44.2%が「とても嬉しい」と答え、就業中の人より17.4ポイントも多かった。