相鉄グループの相模鉄道と相鉄バスは、2018年度の駅や車内などでの忘れ物件数が8万5,043件だったとの集計を発表した。前年度より2,361件(約2.9%)増加したとのこと。
1年間の忘れ物件数を1日あたりに平均すると233件となる。物品別では、傘が1万9,519件と最も多く、忘れ物全体の約23%を占めた。梅雨に入る6月、長雨が続く9月はとくに多くなる傾向にあるとのこと。2位以下は、袋・封筒類、現金、カードケース類、かばん類、タオル・ハンカチ類、乗車券、手袋、携帯・通信端末、定期券の順となった。中には受験証や結婚指輪など、絶対に忘れてはいけないような忘れ物もあったという。
忘れ物が持ち主に戻ったのは2万6,680件で、返還率は約31.4%。対前年度比では約1.8ポイント上昇した。これに関して、「車内放送やポスター掲出などによる啓発活動を通じて、返還率が年々上がっています」(相鉄グループ)と説明している。