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【この記事のエキスパート】
ライター/編集者、[着こなし工学]提唱者:平 格彦
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。
AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。
また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。
出版社から独立後、70ほどのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。
また、ライター向けのコミュニティを「DMMオンラインサロン」で運営中。
最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。
たくさんの荷物が持ち運べるメッセンジャーバッグ。自転車での通勤通学用のバッグとしてはもちろん、普段使いのファッションアイテムにもなります。この記事では、メッセンジャーバッグの選び方、ユーザー、編集部のおすすめ商品をご紹介します。ポーターやマンハッタンポーテージなど、人気ブランドもピックアップ!
自転車通勤に便利!
メッセンジャーバッグとは?
そもそもメッセンジャーバックとは、名前のとおり配達を仕事とする人のために作られたバックです。自転車やバイクに乗ったときに運転を妨げることのないよう、たすきがけで持つのが特徴です。
また多くの場合、雨風に耐えられるように防水や耐久性がいい素材が使われています。バックの開口部も広く使いやすいのも、メッセンジャーバックのうれしいポイントです。
ショルダーバッグとの違いは?
メッセンジャーバッグは、ショルダーバッグの1つですが、構造に違いがあります。ショルダーバックはメッセンジャーバッグに比べ、ストラップが長く、腰よりも下の位置にバッグ本体が来るようになっていることが多いです。
また、メッセンジャーバッグよりもきれいめな着こなしに似合うようなものも多く、レザーなど高級素材も多く使われています。
容量、素材、機能、カラー、ブランドなど
メンズメッセンジャーバッグの選び方
まずは、メッセンジャーバッグの選び方をチェックしていきましょう。
ふだん使いから通勤、アウトドアなど
使いたいシーンに合わせた容量を選ぶ
メッセンジャーバッグにはふだんづかい用のものからアウトドア用のものまで幅広い種類のバッグが販売されています。持ち歩きたい荷物をすべて収納できるものを選ぶのが理想的ですが、一方で大きすぎてしまうと取り扱いが不便に感じてしまいます。
そのため、使いたいシーンに合う使い勝手のよい容量のバッグを手に入れるようにしましょう。
ナイロン、ポリエステル、ターポリンなど
素材で選ぶ
メッセンジャーバッグにはナイロンやポリエステルなど、さまざまな素材が使用されています。そこで、素材による使いやすさや機能性の違いを把握しておき、目的に合わせて使いやすい素材のバッグを購入しましょう。
ナイロン
軽量で耐久性の高い「ナイロン」は、長く使うのに向いた素材。ナイロンのメッセンジャーバッグは価格が安価で売られているため、購入しやすいことも魅力のひとつです。
また、撥水加工が施されているナイロンなら、水がバッグのなかに浸透しにくく雨の日でも使い勝手が変わりません。手軽にメッセンジャーバッグを使ってみたい人におすすめの素材です。
ポリエステル
バッグのなかに水が染み込みにくい特性の「ポリエステル」。ナイロンのように軽くて丈夫なこともあり、日常使いしやすいメッセンジャーバッグに仕上がっています。
型崩れが起こりづらく、シワや摩擦にも強いといった特徴もあり、バッグそのものの魅力を長持ちさせてくれる素材です。バッグのデザインから選びたい人にぴったりです。
ターポリン
テントなどにも使われている「ターポリン」は、耐久性がとても高いのが特徴。素材の表面は合成樹脂でコーティングされているため水濡れに強く、汚れてしまってもサッと落とせるのが使いやすいポイントです。
天候や場所を選ばず使えるため、汚れやすいアウトドアシーンなどで活躍してくれます。また、ノートパソコンなど電子機器を持ち歩きたいときにも重宝します。
開口部が広いと取り出しやすい
開口部が広いと出し入れがしやすいというメリットがあります。取り出すときにひっかからずスムーズに出せるのはもちろん、入れるときも書類など折らずに入れたりすることができます。
なお、デザインの一部としても活用されていますが、水などが入らないように、大きなフラップがついているのも、メッセンジャーバックのうれしいポイントです。
防水や撥水性、ノートPC対応のスリーブやポケットなど
使用シーンに合わせた機能を選ぶ
自転車に乗るときに使用するのか、ビジネスで使用するのかなど、使うシーンに適した機能をチェックしましょう。
防水性・撥水性をチェック
メッセンジャーバックは、悪天候のなかでも書類を濡らさず汚さないことが機能として求められているため、さまざまな悪条件でも耐えられる耐久性を備えているものが多いです。
とくに内部の耐水加工や外側の撥水加工などの、水に耐えるためのコーティングが施されているアイテムが多いです。せっかく購入するのであれば、なかのものが濡れないこのような機能をぜひチェックしておきましょう。
クロスストラップが付いているか
クロスストラップとは、肩掛けのストラップのほかに、背後から回して胸の前でメインのストラップにつける補助のストラップのこと。これがあることで、安定感が高くなり、またアクティブな印象をつけることができます。
クロスストラップがあることで寄りアクティブに動くことができるほか、運んでいるときの疲れも和らげることができます。
スリーブやポケットの有無をチェック
メッセンジャーバッグをビジネスシーンでも使用するなら、書類やノートパソコン、タブレットなど必要なアイテムが入れられるスリーブやポケットを備えたタイプが便利です。
使用しているデバイスのサイズによりますが、A4サイズを目安に選ぶといいでしょう。
ブラック、ネイビー、グレーなどの定番カラーがおすすめ
大人コーデに合わせるなら落ち着いたカラーを
【エキスパートのコメント】
メッセンジャーバッグはショルダーバッグの一種ですが、その中でも斜め掛けを前提しているためカジュアルなタイプに分類できます。だからこそ、大人なコーディネートにマッチさせるには上品なデザインを選ぶのがおすすめ。
具体的には、装飾的なディテールが少ないシンプルなデザインに加え、ブラック、ネイビー、グレーといった落ち着きがある定番カラーを選ぶのが基本です。
メッセンジャーバッグの人気メーカー・ブランド
メッセンジャーバックを選ぶ上で、そのブランドに着目するのもいいでしょう。ここではメッセンジャーバックの代表的なブランドをご紹介します。
マンハッタンポーテージ(Manhattan Portage)
1983年ニューヨークで誕生した「マンハッタンポーテージ」。バッグについた特徴な赤いロゴに、見覚えのあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。ニューヨークのバイクメッセンジャーやDJのために作られているので、タウンユースにぴったりなスタイリッシュなデザインが特徴です。また、商品ラインナップは多様なライフスタイルに対応できるよう工夫がされています。
クローム(CHROME)
1995年にアメリカで創業した「クローム」。強靭さを持ちながら自転車に乗るとき以外でも使えるようにと、シンプルさと実用性を追い求めて作られています。
世界中のメッセンジャーにファンが多い、本格派のメッセンジャーバッグです。ショルダーストラップは、自動車のシートベルトと同じ素材が使用され、摩擦に強く切れにくいのが特徴です。
ポーター(PORTER)
1935年創立の吉田カバンのブランド「ポーター」は、幅広い年代にファンが多いかばんです。メインの生地であるバリスタ―ナイロンは、エアバックや防弾チョッキにも使われるほど強靭な素材です。
またターポリン素材も組み合わせて使われているバックもあり、耐水性も期待できるアイテムです。定番のブランドなので、迷ったらポーターを選んでもいいかもしれません。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)