◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。
スモークサーモンは、子どもから大人まで幅広く愛されている食材。おいしいのはもちろん、きれいなピンク色が料理に彩りをプラスしてくれるのも魅力的。この記事では、料理研究家の松本葉子さんへの取材のもと、スモークサーモンのおすすめ商品や選び方をご紹介します。
子どもから大人までみんな大好き!
スモークサーモンの選び方
料理研究家の松本葉子さんにスモークサーモンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
ポイント1
使われている魚の種類をチェックする
【エキスパートのコメント】
スモーク「サーモン」という名称と色合いから、スモークサーモンの原材料イコール「鮭」と思われがちですが、実は使われている魚種は1種類ではありません。
例えば、いくつかのスモークサーモンの原材料を見比べてみると、「紅鮭」「ノルウェーサーモントラウト」「アトランティックサーモントラウト」「時鮭」「キングサーモン」など、さまざまな魚種名が書かれていて驚いてしまうかも。
原料となる魚種によって価格も違いますが、それぞれ味の個性とおいしさがあるので、魚種でスモークサーモンを選ぶというのもおすすめです。
ポイント2
「スモーク」の方法や強さなどもポイント
白ワインで風味をつけた後、桜チップでスモークした一品。塩味が強すぎないマイルドな味わい。
【エキスパートのコメント】
「スモークサーモン」という名称ですが、すべての商品が燻製して作られているわけではありません。スモークサーモンの中には「燻液」と呼ばれる液を使って燻製風味をつけているものもあります。
そして、燻製して作られているスモークサーモンも、ほとんど生に近いお刺身風のものから、しっかり燻製をかけた水分量の少ないものまでさまざまな種類があります。
できれば製造者や販売元のwebサイトなどで、どのように製造されているかをチェックしてみるといいでしょう。「○○のチップでスモークした」「生に近い食感に仕上げている」といった特徴をチェックすることも、好みのスモークサーモンをみつけるためのポイントです。
ポイント3
盛り付け方や使う料理によって形状をチョイス
【エキスパートのコメント】
スモークサーモンはさまざまな使い方ができる食品です。そのままオードブルとして、またサラダやサンドイッチに、あるいはピッツァやパスタなどの具材として熱を加えてもおいしく食べられます。
そのため、使い方によって形状を選ぶのもいいでしょう。例えば、切り身の形を活かして盛りつけたり、バラの花を形作ったり、手まり寿司を作ったりする時には、なるべく形の整ったものを選ぶと使いやすくておすすめです。
サラダやパスタなどに小さく切って使う場合は、「切り落とし」として通常品より安価で販売されているふぞろいのもので十分ですよ。
ここもチェック!
スモークサーモンの部位とサイズにも着目!
スモークサーモンを選ぶときに、ほかに知っておくといいポイントをご紹介します。
1.使われている部位で選ぶ
魚は部位によって味わいが異なるので、使い方に合わせて部位から選ぶといいでしょう。例えばサラダにする場合とおつまみに出す場合では、適した部位が変わってきます。どんな料理を作るかによって部位を選びましょう。
背身|脂が少なく引き締まっている
身がしっかりしているのが「背身」の特徴です。カットしやすいので、マリネやカルパッチョなどのオードブルに適しています。盛りつけやすいので、おもてなし料理に使うといいでしょう。
ハラス|脂がたっぷり
ハラスは鮭の胸びれや周りにある部位のことで、マグロでいえば大トロや中トロにあたります。脂がのったコクと旨味を好む方にぴったりです。炙るだけでも十分においしさを感じられます。
2.サイズから選ぶ
スモークサーモンを選ぶときはどのサイズにしたらいいか迷ってしまうことも。風味や鮮度が落ちることから再冷凍しないようにすすめられているので、使い切れるサイズを選ぶことが大切です。
ゲストが集まるパーティーなどに使う場合は、少ない量だと見栄えが劣る可能性も。人数に適した徳用サイズにするなど、目的に合わせてサイズから選ぶようにしましょう。
少量使いにぴったりな食べきりサイズ
スモークサーモンを少しだけ使いたいときは大きなサイズだと余ってしまうのが悩みどころ。そこで便利なのが、小分けになった使い切りサイズのスモークサーモンです。50gなどの少量パックは、アボカドサーモン丼などのちょっとしたメニューにも適しています。
スモークサーモンの選び方に迷ったら?
料理研究家からのアドバイス
【エキスパートのコメント】
すこし贅沢かな?と思う品を選ぶのがおすすめ
日本ではオードブルやサラダに用いられることが多いスモークサーモンですが、フランスではフォアグラ、生牡蠣と並んで大晦日に欠かせないごちそうの1つ。つまり上質のスモークサーモンは、それだけでぜいたくな一品料理になるのです。
つい、料理の彩りや酒のおつまみとして考えがちなスモークサーモンですが、原材料の鮭の種類、製造法、添加物の有無なども吟味して選ぶのがおすすめ。
たった1切でも満足感が高いスモークサーモンに出会える可能性大です!