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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子

料理研究家&食専門ライター:松本葉子

紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。


「穀物酢」とは、米や麦、とうもろこしなどの穀類を1~2種類以上、1Lあたり40g以上使って作られたお酢のこと。使われている穀物の種類や量はさまざまで、風味も多様に存在しています。この記事では穀物酢の選び方とおすすめ商品をご紹介しています。

穀物酢とは?

出典:Amazon

穀物酢とは、穀物を原料として作られたもので、米酢や米黒酢、大麦黒酢以外のもののことをいいます。米や麦、とうもろこしなどの原料がブレンドされているものも多いのが特徴です。

さっぱりした風味でさまざまな料理に合わせやすいのが魅力。米酢などに比べるとリーズナブルな価格なものが多く、とくに加熱する料理との相性がよいです。

米酢や果実酢とはどう違うの?
穀物酢と米酢などの違いとは?

出典:Amazon

穀物酢以外にも、米酢や果実酢など、お酢には多くの種類があります。穀物酢は、米や麦、とうもろこしなどの穀類を1~2種類以上、1Lあたり40g以上使って作られたお酢のこと。1Lあたり米を40g以上含んでいるものが米酢になります。それに満たないものは穀物酢です。

米須はまろやかなお酢の風味を楽しめるので、酢飯や酢の物などにおすすめ。穀物酢は酸味を感じやすいので加熱する料理に適しています。

穀物の種類や価格などをチェック!
穀物酢の選び方

ここからは、穀物酢を選ぶときのポイントを紹介します!

原材料の穀物をチェックして風味の合うものを選ぶ

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穀物酢は、使われている穀物の種類や量によって風味がかなり異なります。

たとえば、穀物酢の中でも米を原料とする「純米酢」は、米のまろやかな旨みが生きた酢です。一方、数種類の穀物を使って作られる「穀物酢」は、使われている穀物の個性よりも、すっきりとした風味が特長といえます。

そのため、穀物酢を選ぶときには、まず原材料としてどんな穀物が使われているのかを確認するのがおすすめです。できれば原材料の異なる穀物酢をいくつか試してみて、「この穀物が使われている酢はこういう味の傾向がある」と覚えていくようにすると、穀物酢をよりおいしく使いこなすことができるでしょう。

料理のメニューに合わせて製品を選ぶ

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穀物酢にはさまざまな種類があり、それぞれ適した料理があります。

たとえば、煮物や甘酢あんなど加熱して作る料理には、さっぱりとした味わいの穀物酢が適しています。寿司飯、酢醤油など、酢の味がストレートにわかるものには、純米酢のようにコクがあって酸味が優しい穀物酢を選ぶとよいでしょう。

また、中国料理にはコーリャンなどを原料とする中国産穀物酢、フィッシュ&チップスにはイギリスでポピュラーなモルトビネガーというように、料理の国籍に合わせて穀物酢を選ぶのもおすすめです。

実際に使う量と価格を考えて選ぶ

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原材料や製造法によって、価格に大きな差があるのも穀物酢の特徴です。

原料が特別栽培の穀物であったり、醸造に手間と時間がかかっているなど、かなり高価な穀物酢も存在する半面、リーズナブルな価格で大容量ボトルが販売されているものもあります。

そのため、穀物酢を選ぶときには「使う量」と「価格」を考えてみることもおすすめします。たとえば、調理用でも野菜のあく抜きや魚の下処理用には、旨みが少なくてもすっきりした酸味で安価な穀物酢を選ぶと、気兼ねなくたっぷり使うことができるでしょう。

料理研究家からアドバイス!
使い比べて自分のスタンダード穀物酢を

【エキスパートのコメント】

まずはどんな料理にも使いやすい、すっきり系の穀物酢を1本、汎用(はんよう)型として常備しましょう。同じ「穀物酢」という商品名でも、メーカーによって酸味の強さや味わいが少しずつ異なるので、いくつか使い比べて自分のスタンダード穀物酢を決めるとよいでしょう。

そのうえで、原材料の個性が生きた穀物酢をプラスαで購入するのがおすすめです。プラスαの酢は、自分がよく作る料理に合ったものを選ぶのがうまく使い分けるコツです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)