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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。
「金山寺味噌」とはそのままでいただく味噌。さまざまな穀物からなる「麹(こうじ)」と、野菜などを用いた「具」の組み合わせが織りなす深い味わいが長年にわたって愛されています。こちらの記事では、料理研究家・松本葉子さんへの取材をもとに、そんな金山寺味噌の選び方とおすすめの商品について紹介します。金山寺味噌を選ぶ際には、ぜひ参考にしてください。
料理研究家・松本葉子さんに聞く
金山寺味噌の選び方
料理研究家・松本葉子さんに、金山寺味噌を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
作られている土地で選ぶ
和歌山県の老舗(しにせ)メーカーが昔ながらの方法で作る金山寺味噌は、食べ飽きない味わいが魅力。はじめて試す人にもおすすめです。
【エキスパートのコメント】
金山寺味噌は日本各地で作られていますが、なかでも有名なのは、金山寺味噌のルーツともいわれる和歌山県の「紀州金山寺味噌」。これは農水省の地理的表示(GI)保護制度登録産品となっています。
また、千葉県や静岡県、愛知県も、地元で長年愛されてきた金山寺味噌が多い土地です。金山寺味噌を選ぶときには生産地をチェックして、その土地の風景などに思いを馳せつつ選んでみるのもおすすめです。
使われている野菜の種類で選ぶ
【エキスパートのコメント】
金山寺味噌の主原料は、麦、大豆、米、野菜など。味噌の元になる麹(こうじ)を作るのにどの穀物を使うかや、「具」とも呼ばれる野菜の種類で味や食感が異なり、それが商品ごとの個性になっています。
よく使われる野菜はなす、うり、しょうがですが、しそ、にんじん、みょうが、大根、昆布などを用いた商品もあります。ほかにもその土地独自の野菜が入っている商品もありますので、選ぶときにはどんな野菜が使われているのかを確認してみましょう。
甘みの種類や強さで選ぶ
【エキスパートのコメント】
金山寺味噌は基本的に甘口のおかず味噌なので、ほとんどの商品は糖分や甘味料を加えて作られています。砂糖、黒砂糖、水あめ、はちみつなど、使われている「甘み」は商品によって異なるので、選ぶときには原材料を確認しましょう。
また、甘いものが苦手な方や酒肴(しゅこう)用に辛口の金山寺味噌が欲しいという方もいらっしゃるでしょう。そのような方には、糖分を加えていない金山寺味噌や原材料表示で糖分が後ろのほうに書かれている(使用量が少ない)商品がおすすめです。