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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
アウトドアシーンはもちろん、自宅のインテリアや子どもの遊び道具としても人気なハンモック。ハンモックスタンドを使えば、木がなくてもどこでも利用できます。この記事では、ハンモックスタンドの種類ごとの特徴や選び方、おすすめ商品をご紹介。ぜひ参考にしてくださいね。
ハンモックスタンドの種類・タイプ
ハンモックスタンドを選ぶときは、自分がハンモックをどのように使いたいのかを考えて選びましょう。
▼折りたたみタイプ:持ち運びに便利
ハンモックをキャンプ場などに持ち運んで使いたいときは、折りたたみタイプのハンモックスタンドが便利です。コンパクトに折りたたんで持ち運べるので、車のなかでも場所を取りません。
折りたたみタイプはかんたんに組み立てられるのもポイントです。なかには広げるだけで組み立てられるものもあるので、チェックしてみましょう。
▼コンパクトタイプ:狭い場所にはピッタリ
【エキスパートのコメント】
十分な広さの部屋やベランダがあれば、自宅でもハンモックスタンドを置きたい人もいるでしょう。自立式のスタンドは小ぶりのものでも幅300cm、奥行き80cm程度はあるので、6畳の部屋だと3分の1を占めます。
置けなくはないのですが、テレビやチェスト、クローゼット類が機能する余裕がある製品を選ぶのはマストの条件です。部屋の広さに余裕が少ないようなら、少し幅が狭くなるチェアハンモックや、簡単にたたんで収納できるものを選択しましょう。
▼組み立てタイプ:据え置き向け
庭などに据え置きにして使うなら、組み立てタイプのハンモックスタンドがよいでしょう。一度組み立ててしまうと分解しにくい一方で、大型で安定感があり、ゆったりと体を預けられます。持ち運びや移動には向かないので、決まった場所で長くハンモックを使いたい人にぴったりです。
どうしても移動させたい場合は、キャスターつきのものを選ぶとよいでしょう。キャスターつきのものであれば、ひとりでもかんたんに移動させられます。
ハンモックスタンドの選び方
それでは、ハンモックスタンドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】サイズ
【2】スタンドの素材
【3】使用人数
【4】組み立てやすさ
【5】部屋の雰囲気
【6】セット商品かどうか
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズをチェック
ハンモックスタンドを選ぶときは、設置する場所とスタンドに掛けるハンモックの大きさを前もって確認しておきましょう。
ハンモックスタンドには大きなものも多く、商品によっては購入したものの部屋に入らないということにもなりかねません。ハンモックスタンドを選ぶときは、幅と奥行きだけでなく、高さも忘れずに確認しましょう。
スタンドに掛けるハンモックの大きさも事前に確認して、ハンモックの大きさに合ったスタンドを選ぶようにしてください。
(★)ポイント:キャンプに持って行くならラゲッジルームも確認!
【エキスパートのコメント】
キャンプ道具は、案外かさばります。重く、かさばるハンモックスタンドはクルマのラゲッジルームを占拠しかねません。ふたまたポール式は長さをクリアするか確認しましょう。また、自立式ハンモックスタンドは収納サイズを調べておくことを忘れずに。
【2】スタンドの素材をチェック
スタンドの素材も、ハンモックスタンドを選ぶ際の大事なポイントです。
▼サイズのバリエーションも豊富な金属製
金属製のハンモックスタンドは、豊富なサイズバリエーションが魅力です。さまざまなデザインのものが市販されているので、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
金属製とひと口にいっても、スチールやアルミ、ステンレスと素材はさまざまです。サビに強いものがよいならステンレス製、軽いものがよいのならアルミ製など使われている金属の特徴にも目を向けて選んでください。
▼ナチュラルな質感が魅力の木製
木製のハンモックスタンドの魅力は、ナチュラルな質感にあります。木のぬくもりが感じられるため、よりリラックスできることでしょう。
しかし、木製のハンモックスタンドは据え置きタイプのものが多く、重くて移動しにくいという特徴があります。アウトドアで使う際は、雨に濡れてもよいように防水加工がほどこされたものを選んでください。
【3】使用人数をチェック
ハンモックスタンドは、製品ごとに耐荷重が決まっています。実際にハンモックスタンドを使う人数やシーンを想定すると、どのくらいの耐荷重が必要かがわかります。安全性を考えて使える製品を選ぶには、ぎりぎりの耐荷重ではなくやや余裕を持って選ぶのが良いでしょう。
なお、耐荷重と製品の軽量性は反比例する傾向にありますので、携帯性を取るか、耐荷重を取るかで製品を選ぶのも有効です。
(★)ポイント:安定感が寝心地のよさにつながります
【エキスパートのコメント】
人が乗って眠るためのハンモックを支えるので、スタンドの安定感は何より大切です。ハンモックにはそれぞれ耐荷重が記されているので、ハンモックスタンドもその耐荷重を受け止めるものを選びましょう。
また、子どもは注意してもハンモックに乗ってブランコのように揺らしがちです。自立式は接地面が大きいものを選び、ふたまたポールの場合はしっかり地面に固定できるよう50cm程度の鍛造ペグ(くい)を使用することも大切です。
【4】組み立てやすさをチェック
ハンモックスタンドを選ぶときは、組み立てやすさにも注目しましょう。組み立ての所要時間や、必要な人数、工具やパーツなどを確認したうえで購入することが大切です。
大きなハンモックスタンドほど、組み立てにかかる時間は長くなり、必要な人手も増えます。さまざまな準備が必要なキャンプやバーベキューで使うのなら、ひとりでもかんたんに手早く組み立てられるものを選びましょう。
【5】部屋の雰囲気をチェック
アウトドアシーンでは持ち運びや収納のしやすさを考慮すると納得の製品選びにつながります。
一方で、室内やベランダなどの自宅や屋内用で、一度設置したらそのまま使いたいときは、デザイン性も重視して選ぶのも良いです。ハンモックをインテリアの一部として活用したり、見て楽しめたりもできます。ハンモックの色だけでなく、鉄製や木製などスタンドの素材によっても風合いが異なります。
【6】セット商品かどうかチェック
ハンモックスタンドのなかには、スタンドだけのもの、ハンモックとスタンドがセットになっているものがあります。ハンモックも一緒に購入したいなら、セットのものを選ぶとおのずとハンモックにぴったりなスタンドが選べることになります。
ハンモックをいちから購入したいときは、セットになっているものも視野に入れるとよいでしょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
ハンモック利用のマナーも忘れずに
ツリーハガーなど、ロープワークを知らなくても簡単・確実にハンモックを吊るせる道具もあります。けれども、ハンモックにちょうどいい間隔に木が生えているかどうかは、キャンプサイトに到着するまでわかりません。ハンモックを楽しむなら、スタンドはお守りがわりになる必需品です。
ただし、木があってもハンモックをかけるのは禁止されている場合があります。木を利用したい場合はあらかじめ管理人さんに相談し、樹皮を傷めないよう幅広の布で保護することも忘れずに。室内利用の場合は、スタンド接地面が保護されているなど床を傷つけにくい仕様のハンモックスタンドが安心。その上でマットを敷いて保護しましょう。