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【この記事のエキスパート】
DIYアドバイザー・インテリアショップ店主:末永 京

DIYアドバイザー・インテリアショップ店主:末永 京

DIYアドバイザーで3児の母。

埼玉県川口市にある『インテリア&カフェToiToiToi』店主。

DIYワークショップ講師、店舗や住宅のDIYプロデュース、内装リフォームなど。著書に『シェルフを作ろうはじめてのDIY』㈱パッチワーク通信社がある。


お部屋の印象をガラっと変える壁紙。剥がせる壁紙なら、賃貸でも心配いりません。デザインだけでなく、耐熱性など機能面もチェックしながら選びましょう。本記事では、おしゃれで人気の木目・タイル・レンガなど本当にきれいに剝がせる壁紙のおすすめ商品と選び方をご紹介します。

剥がせる壁紙とは

出典:www.reform-myhome.com

お部屋の印象をガラッと変えたいときに活躍する「剥がせる壁紙」。粘着力が弱く貼って剥がせるので、壁に貼っても下地を傷めません。賃貸住宅でも気軽にチャレンジできるDIYとして人気です。

木目、レンガ、北欧風など人気柄に加え、カラーバリエーションや素材も豊富。貼り付け方法にもいろいろあるので、購入前にポイントを押さえておきましょう。

剥がせる壁紙の選び方

それでは、剥がせる壁紙の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。

【1】壁紙の貼り方
【2】壁の素材に対応しているか
【3】材質
【4】貼る場所と機能性
【5】有害物質が含まれていないか
【6】安定して購入できるか

上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】壁紙の貼り方をチェック

壁紙の貼り方には、大きく分けて「シールタイプ」、「剥がせるのり」、「両面テープタイプ」があります。一つひとつ解説していきます。

▼「シールタイプ」なら、簡単に貼れてお手軽!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

裏紙を剝がせば、そのまま壁に貼ることが可能

とにかく気軽に、かんたんに壁のリメイクを楽しみたい方におすすめなのが、「シールタイプの壁紙」です。裏紙を剥がせばそのまま貼れるので、のりのべたつきを気にすることなくシールを貼るような感覚でかんたんにリメイクを楽しむことができます。

また、生のりつきの壁紙は乾燥の時間を気にする必要がありますが、シールタイプはそのようなことを気にしなくて良いので自分のペースで貼ることができるのがメリットです。

▼「剥がせるのり」「両面テープタイプ」なら豊富な柄を選べる!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ローラーでペンキを塗る感覚でかんたんにのりづけ

シールタイプは手軽ですが、柄が限られてしまいます。お好みの柄が見つからない場合は、「貼って剥がせるのり」がおすすめです。豊富な壁紙からお好みのものを選び、ご自身でのりをつけるものです。

のりづけは手間がかかりそうですが、ローラーで塗れるものもあり、ペンキを塗るような感覚でのりづけをすることができます。

【2】壁の素材に対応しているかチェック

出典:楽天市場

【エキスパートのコメント】

下地の劣化や凹凸があると剝がれやすい可能性も

貼って剥がせる壁紙は、通常の壁紙用のりよりも粘着が弱い場合があります。貼る壁の素材によっては対応していない場合ものあるので購入前にしっかりと確認してください。

また、表記では対応している場合でも、下地の劣化や凹凸がある場合などは、剥がれやすい可能性もあるので注意が必要です。下地がビニルクロスの場合でも、防汚などの機能性壁紙や表面がザラザラした素材は十分に密着しない場合があります。

【3】材質をチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

貼る場所のインテリアに合わせて素材を選ぼう

貼って剥がせる壁紙は主に塩化ビニール製のつるんとしたカッティングシートのようなタイプと、紙と塩化ビニールでできた光沢の少ないタイプがあります。

塩化ビニールだけでできたものは、水に強いものが多く、水のかかる場所にも貼ることができます。

一方、塩化ビニールと紙でできたものは水には弱いですが、落ち着いた味わいがあるのでリビングや寝室などに向いています。貼る場所によって素材を選ぶといいですね。

【4】貼る場所と機能性をチェック

壁紙は貼る場所によって選ぶのも大切なポイントです。たとえば、リビング、キッチン、トイレ、洗面所などでは適した色・柄・デザインが異なります。

また、日当たりの悪い部屋なら明るい色の壁紙、日当たりの良い部屋なら色調を少し抑えた壁紙を選ぶという具合に選び方も変わってきます。どの場所の壁紙を貼り替えたいのかによって、剥がせる壁紙を選ぶようにしましょう。

▼リビング|汚れに強く耐久性の高いものを選ぶ

リビングは、家族が最もよく利用しますので、汚れや臭いが付着しやすくなります。リビング用に剥がせる壁紙を選ぶ場合のポイントは、汚れに強い製品を選ぶこと。

壁紙には色々な機能が備わっている製品がありますが、リビング用に購入するなら、とくに消臭効果のあるものを選びましょう。また、ペットを飼っている方には消臭機能の備わった壁紙がおすすめです。

そのほかにも、リビングの状態によって選ぶことが大切です。日当たりが悪い場合は、吸湿や抗菌機能があると安心ですね。

▼キッチン|水はねや汚れに強く、掃除がしやすいものを選ぶ

出典:Amazon

キッチンは、毎日料理をするので油汚れが目立ちやすく、調理の熱の影響を受けやすい場所。キッチン用に選ぶ壁紙の基本は、水はねや汚れに強く、掃除がしやすいことです。

揚げ物や煮物など火を使った調理の備えとしては、不燃素材を選ぶとよいでしょう。キッチンには清潔さ・衛生さが求められるので、防カビ、消臭機能なども選ぶポイントです。

主婦の方は、毎日何時間もキッチンに立つので、見た目のデザインが明るくかわいらしいものの方が気分が落ち着きますね。少しでも気分があがるものを選ぶのもおすすめです。

▼トイレ|圧迫感を与えない色を選ぶ

トイレの壁紙はあまりこだわらない方が多いですが、健康的な生活を維持するためにとても重要なエリアです。気持ちの安らぐ、落ち着きのあるデザインを選ぶのがポイント。トイレは狭いので、なるべく圧迫感を与えないカラー選びが基本になります。

原色や派手な色彩は避けて、ホワイトやベージュなどシンプルなカラーがおすすめです。色つきの場合でも淡い水色など薄めのカラーを選んだ方が清潔感を演出できるでしょう。

▼洗面所|防カビ機能、防汚機能があるものを選ぶ

出典:Amazon

洗面所は水回りによるカビの発生や汚れ、臭いが発生しやすい場所です。剥がせる壁紙を選ぶときには、防カビ機能、防汚機能を持つ製品を選ぶのが基本です。歯磨きや洗顔で家族が毎日使う場所でもあるので、快適さを感じさせる必要もあります。

無地よりも多少色味のあるデザインの方が落ち着きと高級感を演出しやすいです。洗面所は、光の当たらない場所にあることが多いので、明るめのデザインがおすすめ。

【5】有害物質が含まれていないかチェック

壁紙選びはデザインにとらわれがちですが、どのような素材で作られているかもとても大事なチェックポイントです。健康に直結してくるところなので、アレルギーのある方がいる場合はもちろん、そうでなくても万が一に備えるべく、検査済みかどうかなどしっかりチェックしましょう。

【6】安定して購入できるかチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

輸入品で手に入りにくい場合は、大目に購入しておく

いざ施工してみると「注文した量では少し足りなかった」や「失敗してしまい材料が足りなくなった」という場合があるかもしれません。

再度注文しても同じものが手に入らなかったり、届くまでにかなりの時間がかかってしまうと施工中の壁が中途半端なままで困ります。したがって、その商品が安定して購入できる商品なのか確認してから購入すると安心ですね。

また、輸入商品などでなかなか手に入りにくい商品の場合は多めに購入しておくと安心です。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

必ず下地の素材を確認する

貼って剥がせる壁紙を選ぶ際は、まずは下地の素材を確認し、張りたい壁などの面素材と対応しているかどうか確認しましょう。

そして、手軽で簡単にできるものを求めるか、多少施工の手間がかかっても本格的な仕上がりを求めるかを決め、それにあったものを選ぶようにしてくださいね。

最後に好みの色、柄、デザインのものをお選びください。壁が変わると部屋の印象が大きく変わるので、ぜひお好みのものを見つけて快適な空間づくりを実現してください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)