LGエレクトロニクス・ジャパンは6月4日に、東京・六本木の国立新美術館にて「LG SIGNATURE Gallery in TOKYO」を開催。“家電をアートに”をコンセプトに展開しているハイブランド、LG SIGNATUREの新製品を披露しました。
世界一、美しい家電を目指して
LGエレクトロニクス・ジャパン 代表取締役社長の李栄彩(イ・ヨンチェ)氏は、「LG SIGNATUREでは、世界一、美しい家電を目指しています。最先端の技術を惜しみなく投入しつつも、不要な機能を果敢に省くことでミニマルなデザインを追求しており、家電を絵画のように部屋に飾って欲しい、そのような願いを込めています」とアピールします。
どのような製品が展示されていたか、簡単に紹介していきましょう。
「LG SIGNATURE InstaView Door-in-Door」は、軽く2回ノックすると窓ガラスが透明になり、中身が見えるユニークな冷凍冷蔵庫。また、足元のセンサーが人を感知すると、ドアが自動でオープンするなど、驚きの(そして使いやすい)機能が搭載されています。こちらは日本市場でも発売済みで、実勢価格は88万円前後(以下すべて税別)となっています。
「LG SIGNATURE DualWash」は、メインのドラム式洗濯乾燥機(洗濯容量11kg)の下に、ミニ洗濯機(洗濯容量2kg)を備え付けたドラム式洗濯乾燥機。2つの洗濯槽を使い分けることで、色移りを防止したり、汚れ物を別に洗濯したりできるメリットが考えられます。こちらも既発売で、実勢価格は45万円前後。
「LG SIGNATURE AIR PURIFIER」は、加湿しながら、汚れた空気を「水洗いして洗浄する」という新しいコンセプトの加湿空気清浄機。内部の水が循環する様子を、まるで雨の日の窓越しのように眺めることができます。こちらは日本未発売モデル。
「LG SIGNATURE WINE CELLAR」は、65本のワインを収納できるワインセラー。3つのコンパートメントでは、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインなど、ワインの種類に合わせて1℃単位で温度の調整が可能です。こちらも日本未発売モデル。おおよその市場推定価格を関係者に聞いた「冷凍冷蔵庫より少し安いくらい。80万円前後になるのでは」との話でした。
史上最高画質の8Kテレビ
テレビの新製品は、2モデルを展示していました。ひとつは、世界初の88型8K有機ELテレビ「LG SIGNATURE OLED TV Z9」。LG史上最高の画質とうたう通り、映像に吸い込まれるような臨場感があります。李社長は、プレゼンの中で「日本市場にも2019年秋に発売したい」と明らかにしました。
このほか、壁に張れるほど薄型の4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE OLED TV W9」シリーズも展示。壁からパネルの表面まで、わずか約3.9mmの薄さを実現しています。こちらは既発売の製品で、実勢価格は77インチが150万円前後、65インチが70万円前後。
家電は美しいべき
今回のLG SIGNATURE Gallery in TOKYOには、ゲストとしてLGのプロダクトデザインアドバイザーで、LG SIGNATUREを手がけるトステン・バルアー氏が登壇。「家を心地よい空間にするために、誰もが自分の個性を取り入れています。そういった意味でも、家電の見た目は美しいべき。それぞれのライフスタイルにあった、使いやすく長持ちする製品であるべきと考えています」と自身の哲学を語りました。
また、料理人の木下威征さん、映画監督の安藤桃子さんが特別ゲストとして登壇。木下さんは「両手がふさがっているときに、ドアが自動で開くInstaView Door-in-Doorはとても便利」、安藤さんは「子どもの泥だらけの服を別洗いできるDualWashがあれば、家事の時間を短縮できそうです」と話し、興味津々の様子でした。