ストレスオフ・アライアンス6月4日、「ストレスオフ白書2019-2017」から「有給休暇取得状況と職場満足度」についてまとめた結果を発表した。調査期間は2019年3月6~18日。公務員・会社員(従業員)の男性54,579人、女性12,952人の回答をまとめた。

  • 男女別 有給休暇取得日数(年間)

    男女別 有給休暇取得日数(年間)

年間有給休暇取得日数を調べたところ、男女ともに「1日も取っていない/有給休暇がない」が最も多く約3割(男性31.1%、女性30.6%)。「5日以上」取得できている人は約5割で、このうち「20日以上」取れている人は1割弱(男性9.7%、女性8.9%)にとどまった。

年間有給休暇取得日数と職場満足度(10点満点:9~10点と答えた割合から0~6点の割合を引き、マイナス値が小さいほど満足度が高い)の関係をみると、男性の場合、満足度が最も高いのは「10~19日」(-58.8)、次いで「20日以上」(-65.5)となり、日数の多さに比例して満足度が上がるわけではないことがわかった。

一方、女性の場合は有給休暇取得日数が「5日以上」から職場満足度が高いことが判明。最も高いのは男性と同じく「10~19日」(-56.6)だったが、「20日以上」(-56.7)もほぼ同数値となり、男性よりも日数を重視していると推察される。

各種満足度についてみると、男性は有給休暇「10~19日」取得で、健康状態やプライベートの満足度が高くなることが判明。女性も同様の結果だったが、特に「プライベート(家族などとの時間)」は「5日以上」から満足度が高くなる傾向がみられた。