お笑い芸人の有吉弘行が、5日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週水曜23:20~24:20)で、日本テレビ系『進め!電波少年』のヒッチハイク企画のゴールで涙を流さなかった理由について語った。
この日、30歳会社員から「『うれし泣き』ってどういう感覚ですか?」という疑問が寄せられた。
有吉も投稿者と同じく、「うれし泣きって何なの? 犬がうれションするようなもん?」「そういう感覚? それ、ないなぁ」と理解ができない様子。「感謝とか感動で泣いたことはあるよ」と前置きし、「コンクールで優勝したことがないからさ。そういう場面がない」と振り返った。
有吉はお笑いコンビ・猿岩石の時代、『電波少年』の企画でユーラシア大陸をヒッチハイクで横断。「いまだに昔のスタッフに『ちょっとどうかしてる』扱いされるけど、『電波少年』でゴールして泣いてないからね」と明かし、「ゴールした時に俺が思ったのは、『このクズどもめ……』『やっと終わったぜ……』『もうこんなヤツらの顔も見たくねぇ』って(笑)」と当時の自分を懐かしんだ。
これを聞いたマツコ・デラックスは、「あれで泣けなかったら、もうないよ。あれなんて、一番の苦労と努力でしょ」と断言。「意外と当事者ってそうかもね。だから、うれし泣きって、本当の涙か怪しいわよ」「甲子園でも、優勝した学校よりも、敗北した学校の方が泣いてない?」と例を挙げて問いかけ、「うれし泣きというよりは、その状況にいかに酔えるか」と分析していた。