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【この記事のエキスパート】
整理収納・防犯コンサルタント、住宅建築コーディネーター、防災士:瀬尾 さちこ

整理収納・防犯コンサルタント、住宅建築コーディネーター、防災士:瀬尾 さちこ

整理収納を出発点に、防犯、防災、住まいづくりなど、日常をより快適に安全な環境で
過ごしていただけるために、一般家庭から企業までのコンサルティング業務やメディアでの
慣習などを行なっています。
愛知県東海市と岐阜県多治見市のコミュニティエフエムで、ラジオパーソナリティとしても活動。


DIYアドバイザー・防災士・福祉住環境コーディネーター2級:鈴木 ひろ子

DIYアドバイザー・防災士・福祉住環境コーディネーター2級:鈴木 ひろ子

DIYアドバイザーを取得後、NHK「住まい自分流」の番組講師出演。
JAPAN DIY HOMECENTER SHOW:10回、日本ホビーショー:2回、イベントDIY講師:公民館・ホームセンター・小学校・生涯学習などで、DIY講師を行いDIY普及に貢献しています。

また、「快適住まい」をモットーに高齢者やお子様にやさしい住まいを提案しています。
最近特に注目の女性も取り組みやすいDIYも提案しています。
地域の防災アドバイザーをしています。


避難時にそれだけを持ち出せば最低限の生活ができる防災セット。この記事では、非常時に必要なものが入った防災セット・非常用持ち出し袋(防災リュック)の選び方と、ラピタ・アイリスオーヤマなどのおすすめ商品をご紹介します。一人暮らしの方や女性向けもあるので要チェック!

本当に必要なものをチェック!
防災セット・非常用持ち出し袋に必要な中身とは?

防災セット・非常用持ち出し袋の準備で大切なのは、必要なものをもれなくしっかり準備しておくこと。水や乾パンなどは思いついてもそれ以外はなかなか難しいですよね。

ここでは、最低限必要なものの事例を紹介します。

一次持ち出し品のリストをチェック

出典:Amazon

災害発生時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えのことを「一次持ち出し品」といいます。避難生活の初日をしのぐための物品で、たとえば飲料水や非常食、携帯ラジオや常備薬、軍手やタオルなどです。

どのようなものを用意すべきかは、各地方自治体が用意している「一次持ち出し品リスト」を参考にするとよいでしょう。自治体HPで公開されており、印刷してそのままチェックリストとしても使用することもできます。

また、東京都総務局が運営する「東京備蓄ナビ」では、自分に合った備蓄品リストが作れます。こちらも参考にしてみるといいですよ。

人によって必要性が異なるものも

一次持ち出し品は、万人に共通といえるものもあれば、その家族に必要なもの、また家族の誰かにとって必要なものと必要性のレベルが異なる物品もあります。たとえば乳幼児のいる家庭、高齢者のいる家庭では必要なものに違いがあります。また、コンタクトレンズやメガネも要不要があります。

防災セットとしてまとめて購入した場合、足りないものがある可能性もあります。必要なものリストと照らし合わせて、家族に最適な一次持ち出し品セットを準備しましょう。

持ち出し品の中身がそろっている場合は、防災セットの購入でなく、リュック(非常用持ち出し袋)のみの購入でもよいですね。

自宅には約1週間分の備蓄をしておくのがベター

緊急時は、防災セットを持って避難所に向かうこともありますが、自宅での避難となる場合も多いです。電気や水道、ガスも止まっている自宅で過ごすには、しっかり自宅にも生活必需品を備えておくことが大切です。

防災セットや非常用持ち出し袋の中身だけではなく、自宅にも最低でも1週間分の食料や飲料、生活用品の備蓄をしましょう。

防災士が教える!
防災セット・非常用持ち出し袋の選び方

台風や地震など、いつなにが起こるか分からない場合に備えて、水や保存食、常用薬、簡易トイレ、ラジオ、ライトなど、避難するために最低限必要なものがセットになっているのが、防災セット。

1人用のものから、2人用や3人以上、非常用持ち出し袋のようにリュックのみ販売されているものなど、さまざまな商品が販売されています。

防災士の瀬尾さちこさんと鈴木ひろ子さんのアドバイスをもとに、防災セット・非常用持ち出し袋の選び方を紹介します。ポイントは下記のとおり。

【1】「1人に1つ」選ぶ
【2】着替えが入る余裕のあるか
【3】持ち運びやすさ
【4】防水・防火などの加工
【5】デザイン

上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う防災セット・非常用持ち出し袋を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。

【1】防災セットは1人に1つが大原則

出典:Amazon

災害被害を軽減する原則は「自助、共助、公助」だと言われています。「家族の分は、まとめてお父さんが……」という考えのご家庭もあるかもしれませんが、緊急避難が必要になったとき、必ずしも家族全員で一緒に避難できるとは限りません。まずは、自分の身は自分で守ると考えてください。

また、避難所まで行く途中にはぐれてしまうという状況も考えられます。自分自身の命をしっかりと守れるように、ひとりひとつ、防災セットもしくは非常用持ち出し袋を用意しましょう。

一般的な重さの目安(大人基準)は、ものを入れた状態で男性で15kg程度、女性は10kg程度が限度といわれています。防災セット・非常用持ち出し袋の中には、着替えや薬、予備のメガネ、現金など、各自に必要なものを準備しておきましょう。

人数分まとまった防災セットもある

出典:Amazon

防災セットはひとりにひとつが原則です。自分のセットを自分で背負って避難することを基本としていますが、小さな子どもや足腰に不安のあるお年寄りがいるご家庭など、家庭の事情によってはそうできないこともあるでしょう。防災セットには、複数人用の商品も販売されています。

複数人用の防災セットは、まとめて購入することで安価にできるというメリットがあります。また、ランタンやラジオなど家族に1台でよいものはひとつにするなど共有できるものの数を減らし、荷物の軽量化と省コストを実現。保管スペースが狭くてもすむのもメリットです。

◯人用として販売していても、リュックは人数分そろっているセットもあります。もし、リュックが足りない場合はリュックだけ買い足しておきましょう。

それぞれの家庭に合った防災セットを

小さい子どもや足腰に不安のあるお年寄りに、同じ防災リュックを背負って逃げろ、というのは無理があるでしょう。必要物品の調整とともに重量の調整も必要です。備蓄量も家庭によって異なります。

防災セットは市販のものや推奨のセット内容を参考にしながらも、各家庭の事情に合わせたものを用意しておくことが大切です。防災セットは原則ひとりひとつですが、実際に避難できるかという点も考え、家族に合ったセットを準備しましょう。

【2】3泊分程度の着替えが入る余裕のあるものを

出典:Amazon

災害時には、電気や水道などのライフラインが復旧するまでに、1~3日程度(長い場合は1週間程度)かかると言われています。避難所に身を寄せていても、この期間は物資の配給もほとんどありません。

防災セット・非常用持ち出し袋は、この期間をいかに少ないストレスで過ごせるのかを考えて用意する必要があります。

最近では、実際に災害を経験された方の意見をもとにした防災セットが人気です。それに加え着替えなど、自分の必要なものを入れられる余裕のあるサイズのものを選びましょう。非常食や医薬品など、災害時だからこそ必要なものもありますが、基本的には1~3泊分程度の旅行の準備をするイメージで。

【3】持ち運びしやすいものを選ぶ

出典:Amazon

いくら防災セットの中身が充実していても、いざというときに持ち運べず不便だと意味がありません。そのため、防災セットや非常用持ち出し袋は持ち運びしやすいものを選ぶことも大前提です。

リュックタイプは背負うことで両手が自由に使え、持ち運びも便利なのでおすすめ。重いリュックを背負うことが難しいお年寄りなどは、キャリータイプが便利ですよ。しかし、災害時は何が起こるかわからず、道路などにゴミや瓦礫が散乱していることも。キャリー部分が取り外せるタイプだと、いざというときにも困らないでしょう。

【4】過酷な災害状況のときにも耐えられる加工がされているか

出典:Amazon

防災セット・非常用持ち出し袋は、避難の際には両手が空くもの、そして防水・防火などの加工が施されたものを選びましょう。両手が空くものであれば普通のリュックでもよいのではないかと考えがちですが、避難が必要になるような場合の状況をイメージしてみましょう。

災害時に自宅で待機できなくなるような状況というのは、大雨や火災が起こっていたり、家屋の倒壊が発生していたりと、過酷な状況のはず。このような状況にも耐えられる素材のものを選ぶことが大切です。

【5】インテリアに溶け込むデザインを選ぶ

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防災セット・非常用持ち出し袋は、どこに置いておきますか? 玄関や収納の中などにしまうという方も多いかもしれません。

しかし、現実に大きな災害が起こった場合、家具が倒れるなどして玄関までたどり着けず、リビングや寝室の窓から避難しなければいけない、ということもあります。また、収納してある戸が開かなくなるということも考えられます。

防災セット・非常用持ち出し袋はいつでも持ち出せるように、リビングや寝室などの普段過ごしている場所にそのまま置いておくと安心です。そのため、部屋のインテリアに溶け込みやすいデザインのものを選ぶのがおすすめ。近くには、底の厚めな靴も一緒に置いておきましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)