横浜シーサイドラインは4日11時頃から列車の運転を再開した。6月1日夜に新杉田駅で発生した事故により、新杉田~金沢八景間の全区間で運転見合わせとなったが、運転士が乗務しての手動運転において安全の確認が取れたことから運転再開したという。
新杉田駅での事故は6月1日20時15分に発生。無人運転を行うシーサイドラインの列車が逆走し、14人が重軽傷を負ったと報じられた。事故の影響で運転再開のめどが立たず、6月2・3日は始発から運休。バス等による代行輸送・振替輸送が行われた。
6月4日も始発から列車の運転を見合わせたが、無人運転ではなく運転士が乗務しての手動運転において、安全の確認が取れたとして、11時頃から列車の運転を再開した。京急線の駅と直結する新駅が暫定供用を開始したばかりの金沢八景駅では、京急線からシーサイドラインへ乗り換える利用者の姿が見られ、駅周辺からシーサイドラインの列車が到着・発車する様子を眺める人も。隣の京急線金沢文庫駅周辺でもシーサイドラインの話題がたびたび上り、運転再開を知って安心していた様子だった。
運転再開後のシーサイドラインでは、始発列車・最終列車の時刻は通常と同じだが、平日において日中10分間隔、ラッシュ時7~8分間隔とし、通常の65%程度の運転とするため、混雑が予想されるという。土休日は終日10分間隔の運転となる。
6月5日は7~9時と17~19時に代行輸送を実施する予定。それ以降の代行輸送については、状況を見ながら検討するとしている。振替輸送は継続し、シーサイドライン沿線と京急線・JR線を結ぶ振替対象の路線バス(金沢文庫駅発着の京急バス、新杉田駅発着の横浜市営バスなど)も利用できる。代行輸送・振替輸送ともに、切符ないし定期券があれば運賃を払わず利用できるとのこと。