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【この記事のエキスパート】
DIYアドバイザー・インテリアショップ店主:末永 京
DIYアドバイザーで3児の母。
埼玉県川口市にある『インテリア&カフェToiToiToi』店主。
DIYワークショップ講師、店舗や住宅のDIYプロデュース、内装リフォームなど。著書に『シェルフを作ろうはじめてのDIY』㈱パッチワーク通信社がある。
本記事では、壁にステッカーや木製・アイアン製オーナメントを付けておしゃれな雰囲気に部屋をデザインできる「ウォールデコ」の選び方とおすすめ商品を紹介します。北欧テイストにしたり、花や動物でナチュラルに仕上げたりすることも。好みのインテリアで気分を上げましょう。
ウォールデコの魅力
ウォールデコは、壁に飾って楽しむインテリアです。その魅力を詳しく見ていきましょう。
▼壁をキズつけずに済む
ステッカータイプのウォールデコは、壁をキズつけずに楽しめるのが魅力です。額縁などと異なり飾る際に壁に穴をあける必要がなく、壁に直接ペイントするわけでもないので、退去時に原状回復が必要な賃貸物件でも、かんたんに模様替えができます。
ステッカータイプのウォールデコは、壁に貼ることを想定してつくられているので、粘着剤で壁が傷むことも少ないです。
▼かんたんに模様替えができる
壁に貼るだけ・飾るだけで、絵心やデザインセンスがなくてもかんたんに模様替えができるのもウォールデコの魅力です。おしゃれなデザインのものがたくさん市販されているので、誰でもかんたんに部屋の雰囲気が変えられます。
なかにはトリックアートのようなデザインのものや、立体感のあるものなどもあるので、部屋の雰囲気に合わせて選んでみましょう。
▼安価に購入できるものが多い
ウォールデコを使うと、コストをかけずに模様替えができるのもポイント。ステッカータイプのウォールデコのなかには1,000円以下で購入できるものも多く、コスパが高いです。部屋を全面的にリフォームするとなるとそれなりに予算がかかりますが、ウォールデコであればコストを大幅に抑えられます。
シーズンごとに模様替えをしたい、部屋の雰囲気を少し変えたいというときは、ぜひウォールデコを利用してみましょう。
ウォールデコの選び方
それでは、ウォールデコの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】ステッカーのタイプ
【2】取り付け穴が必要か
【3】取り付けの簡単さ
【4】壁の下地、素材や壁紙の種類
【5】空間のレイアウト
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ステッカーのタイプをチェック
ステッカータイプとひと口に言っても、貼ってはがせるものと、一度貼ったらはがせないものがあります。ステッカータイプのウォールデコを選ぶときは、できるだけ貼ってはがせるものを選ぶのがおすすめです。
貼ってはがせる「シールタイプ」のものは、貼り直しできるので貼ったあとの位置調整がしやすく、貼り替えもしやすいのが特徴。
貼りなおせない「転写タイプ」のものは、台紙から剥がし、壁に擦って密着させ、表面の透明のシートを剥がすという作業が必要となります。シールタイプより手間はかかりますが、シールに縁がなく高級感があって剥がれにくいのが特徴。無理にはがすと壁紙を傷めてしまうことがあるので、賃貸住宅に住んでいる人には向きません。
【2】取りつけ穴が必要かチェック
立体的なウォールデコを購入するときは、取りつけ用の穴の有無を確認しましょう。裏面にビスやねじを差し込む穴が開いているものはかんたんに取りつけられますが、穴がないものはバランスを見ながらねじなどで留める必要があります。
とくに、金属でできたウォールデコは重さがあるので、落下しないようにしっかり固定できるもの・固定しやすいものを選びましょう。
【3】取り付けの簡単さをチェック
ひとり暮らしの人は、ひとりでもかんたんに取りつけられるものを選びましょう。ウォールデコのなかには、サイズが大きいものや、重たい金属などでできたものがあります。取りつけ・取りはずしに人手が必要なものよりは、ひとりでもかんたんに取りつけられるもののほうが使い勝手がよいです。
ステッカータイプの場合は全体の大きさを、立体タイプの場合は大きさと重さを確認して選ぶようにしましょう。
【4】壁の下地、素材や壁紙の種類をチェック
ウォールデコを購入するときは、取りつける壁の下地や素材、壁紙の種類を確認して、それに合わせて選びましょう。
糊液で練った色砂で仕上げた砂壁や、消石灰を主原料とした漆喰のように、壁の表面がザラザラとしている場合はステッカーが付きにくかったり、剥がれやすかったりする場合があります。
壁にねじやビスなどで取りつけるものの場合、下地によっては金具がなかなか入っていかない、あるいは金具がすぐに抜けてしまうことがあるので、その点もよく確認してください。
【5】空間のレイアウトをチェック
【エキスパートのコメント】
ウォールデコを装飾したい場所は決まっていますか? トイレなどの狭い空間であれば、ワンポイントとなるウォールデコを選ぶことをおすすめします。狭い空間にあまりにも大きなウォールデコがあると、圧迫感があり落ち着かなくなってしまいます。
一方、リビングなどの広い空間にはインパクトのあるウォールデコを選ぶとお部屋のシンボルとなり、インテリアが引き締まるでしょう。