Appleは6月4日、WWDCの基調講演で新OSとして、「iOS 13」「iPadOS」「watchOS 6」「tvOS 13」「macOS Catalina」、新デバイスとして「Mac Pro」「Pro Display XDR」を発表した。本記事では、WWDCを発表順で簡単にまとめたい。

tvOS 13(2019年秋に提供予定)

  • tvOS 13

  • マルチユーザー機能をサポート
  • 家族それぞれで、自分のアカウントを管理可能に
  • Xbox OneやPlayStation 4(DualShock 4)のコントローラーを利用可能
  • 新たなスクリーンセーバーの追加
  • Apple TVでApple Musicを使うとき、歌詞がリアルタイムで表示されるように

watchOS 6(2019年秋に提供予定)

  • watchOS 6

  • Apple Watchから直接、App Storeのアプリをダウンロード可能
  • Streaming Audio APIをサポートし、Apple Watch単体でオーディオブックやラジオのストリーミング再生が可能
  • 新たな文字盤の追加
  • 「ボイスメモ」や「計算機」といったAppleの純正アプリが追加
  • 周囲の騒音レベルを視認できるノイズアプリを提供
  • 生理の周期を管理できる「Cycle Tracking」も用意

iOS 13(2019年秋に提供予定)

  • iOS 13

  • iPhone 6s以降、iPad Air 2以降、すべてのiPad Proモデル、iPad 5世代以降、およびiPad mini 4以降で利用可能
  • ダークモードをサポート
  • 顔認証システムFace IDの認証速度が30%アップ
  • アプリの起動スピードが2倍に
  • 動画でも照明の強さを調整可能になった
  • Airpodsを身に着けると、接続したiPhoneに届いたメッセージをSiriが読み上げる新機能「Announce Message」を用意

iPadOS(2019年秋に提供予定)

  • iPadOS

  • iOS 13がベース
  • iPad Proの全モデル、第5世代以降のiPad、第2世代以降のiPad Air、iPad mini 4以降のiPad miniが対象
  • 複数アプリを並べて使えるマルチウィンドウに対応
  • USBメモリやSDカードを認識可能に
  • Safariでデスクトップ向けのバージョンと大差ない機能を装備
  • Apple Pencilの遅延が20msから9msに

Mac Pro(2019年秋に発売予定)

  • Mac Pro

  • 価格は5,999ドルから
  • タワー型にデザインが変更され、本体上部には取っ手を備える
  • CPUは最高で28コアのインテルXeonを搭載可能
  • RAMは最大1.5TB
  • 拡張用のPCI Expressスロットは最大8枚まで
  • グラフィックスカードは、Radeon Pro Vega IIの2枚挿しに対応
  • 電源は1,400W

Pro Display XDR(2019年秋に発売予定)

  • Pro Display XDR

  • 4,999ドルから
  • Retinaディスプレイ搭載
  • 32インチで6K解像度(6,016×3,384ドット)
  • 輝度は1,600nit(ピーク時)
  • コントラスト比は1,000,000:1
  • HDRをさらに拡張した「Extreme Dynamic Range」を表現可能

macOS Catalina(2019年秋に提供予定)

  • macOS Catalina

  • iPadを無線接続でサブ画面化する「Sidecar」に対応
  • 「iTunesアプリ」は廃止となり、iTunesの機能は「Apple Music」「Apple Podcast」「Apple TV」に分かれる
  • アクセシビリティが強化。Siri音声認識機能を利用する「Voice Control」など