転職サービス「doda」(パーソルキャリア運営)は6月3日、「doda転職人気企業ランキング2019」を発表した。22~59歳のビジネスパーソン(ホワイトカラー系職種の正社員)5,054人を対象に「転職したい会社」を調査し、結果をランキング化した。
総合1位を獲得したのは、前年2位だった「グーグル」。2位は「トヨタ自動車」で昨年1位から順位を下げたものの、前回同様に3位以下の企業に倍以上のポイント差をつけた。3位は「楽天」で前年5位から2つランクアップ。楽天には「もっとグローバルな企業になりそうだから」など、企業の将来性や変革性を支持する声が多く寄せられたという。
以下、4位「ソニー」、5位「アマゾンジャパン」、6位「全日本空輸(ANA)」、7位「キーエンス」、8位「パナソニック」、9位「三菱商事」、10位「Apple Japan」と続いた。
上位30社の中で前年から順位が大きくランクアップしたのは、5位「アマゾンジャパン」(前年14位)、7位「キーエンス」(同30位)、16位「ZOZO」(同123位)。ZOZOには「自由な社風と充実した福利厚生があるから」などの理由に加え、「社長に興味がある」という声も多くみられたという。
業種別では、建築・プラント・不動産業界の企業が躍進。例えば、40位「三井不動産」(前年71位)、42位「三菱地所」(同88位)、72位「大成建設」(同189位)など、大手ディベロッパーやハウスメーカーの順位が大幅に伸長した。
dodaは「高まり続ける開発ニーズを背景に、建築・プラント・不動産業界では長らく労働力不足の状態が続いている。それだけに今特に勢いのある業界という印象を受けた人が多く、これらの企業に票が集まった」と推測している。