パナソニックは6月3日、マイクロフォーサーズ規格の標準ズームレンズ「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.(型番 : H-X1025)」を発表した。8月22日に発売する。テレコンバーター「DMW-STC14」と「DMW-STC20」も同時に発表した。こちらは6月25日に発売する。
H-X1025
H-X1025の推定市場価格は270,000円前後(以下、税別)。焦点距離10mm~25mm(35mm判換算で20mm~50mm)の標準レンズで、ズーム全域で開放F値1.7を実現した。パナソニックによると、ズーム全域で開放F値1.7を実現したのは世界初だという。レンズ構成は12群17枚で、非球面レンズ3枚、EDレンズ4枚、UHRレンズ1枚を最新の光学設計により配置。絞り開放からズーム全域まで、大口径単焦点レンズ並みの描写性能を発揮するとしている。
ピント合わせで鏡筒の長さが変わらないインナーフォーカス方式を採用し、絞りリングはクリックレス仕様。フォーカスクラッチ機構により、AF/MFの切り替えもしやすい。
ズームやパンニング時でも安定した露出変化制御を行い、フォーカシング時のブリージング(リング操作で発生する画角変化)も抑制。防塵・防滴仕様で、-10度までの環境にも耐えられる。主な仕様は以下の通り。
- 絞り形式: 9枚羽根 円形虹彩絞り
- 開放絞り: F1.7
- 最小絞り: F16
- 撮影距離範囲: 0.28m~(撮像面から)
- 最大撮影倍率: 0.14倍(35mm判換算0.28倍)
- フィルター径: 直径77mm
- 最大径×長さ: 87.6mm×約128mm
- 重さ: 約690g(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ含まず)
DMW-STC14
DMW-STC14の推定市場価格は63,000円前後。フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S」シリーズのLマウントシステム規格に準拠したテレコンバーターで、装着したレンズの焦点距離を1.4倍に伸ばす。装着時でも高い描写性能と高速・高精度のAFを維持するとしている。
対応レンズは「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」のみ(2019年6月現在)。防塵防滴・耐低温仕様で、主な仕様は以下の通り。
- レンズ構成: 4群7枚(UHRレンズ2枚)
- 最大径×長さ: 約65.3mm×約27.6mm
- 重さ: 約180g
DMW-STC20
DMW-STC20の推定市場価格は67,000円前後。Lマウントシステム規格に対応したテレコンバーターで、レンズの焦点距離を2倍に伸ばせる。対応レンズは「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」のみ(2019年6月現在)。
主な仕様は以下の通り。
- レンズ構成: 4群8枚(UHRレンズ2枚)
- 最大径×長さ: 約65.3mm×約41.6mm
- 重さ: 約230g