アックスコンサルティングはこのほど、「新卒1年目の仕事の意識調査」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2019年5月1~15日、有効回答は20~60代の個人515人。

  • 新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことはありますか?(年代別)

    新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことはありますか?(年代別)

新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことはあるか尋ねたところ、64.1%が「ある」と回答。年代別にみると、年代が下がるにつれて「仕事を辞めたい」割合は増える傾向にあり、60代の41.3%に対し、20代は77.7%と倍近くの数値となった。

「仕事を辞めたい」と思った理由としては、「上司との関係がうまくいかなかったから」が40.3%でトップ。以下、「給料が低いから」が33.3%、「同僚との関係がうまくいかなかったから」が21.2%、「仕事で成果が出なかったから」が20.6%、「希望の部署に配属されなかったから」が19.4%と続いた。

「仕事を辞めたい」と思ったときに起こした行動を聞くと、34.2%が「家族に相談した」と答えた一方、「特に何もしなかった」という人も同程度の32.4%を占めた。

「仕事を辞めたい」と思ったことがある人に対し、実際に転職した時期を質問すると、「転職していない」が30.9%、「入社1~3年以内」が23.9%、「入社1年以内」が17.0%、「入社3~5年以内」が15.2%、「入社5年目以降」が13.0%と続き、入社3年以内で転職をする人は約4割にとどまった。

「仕事を辞めたい」と思ったことがある人に、働き続けることができたきっかけやターニングポイントを問うと、「特に何も変わらなかった」が36.1%と最も多かったものの、「自分自身の考え方が変わった」という人も33.3%にのぼった。