ソニー銀行は6月3日、住宅ローンの契約手続きがWebサイト上で完結する「電子契約サービス」の取り扱いを開始する。
従来、ユーザーが住宅ローンの契約手続きを行う場合は、審査が終了した後に紙の契約書へ署名・押印のうえ、ソニー銀行へ送付する作業が必要だった。今回、「電子契約サービス」を導入することで、これまで1~2週間程度かかっていた契約書の取り交わしが、最短で即日完結するため、借り入れまでの期間を短縮することが可能になるという。
また書面の住宅ローン契約書が必要ではなくなるため、これまでユーザーが負担していた住宅ローン契約締結にかかる印紙代や印鑑証明書の取得、郵送手続きが不要となる。書面での契約手続きも引き続き行えるものの、この場合は従来通り印紙代はユーザー負担となる。
「電子契約サービス」はユーザー(単独)のみでの借り入れのほか、ペアローンでの利用や担保提供者がいる場合でも利用できる。なお、登記関連書類への記入、押印並びに同社指定の司法書士との抵当権設定に関する面談は、これまでと同様に必要となる。