フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、“平成の駆け込み寺”に密着した『おじさん、ありがとう ~ショウとタクマと熱血和尚~』を、6月2日に放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション おじさん、ありがとう ~ショウとタクマと熱血和尚~』より=フジテレビ提供

愛知・岡崎市の山の中にある、かつて“平成の駆け込み寺”と呼ばれた小さな寺。ここは、非行や虐待、いじめ、薬物依存など、さまざまな理由から親元で暮らせなくなった子供たちの居場所だった。今回の主人公は、その寺で壮絶な思春期を過ごしたショウとタクマだ。

非行グループに属していたショウは、バイクの窃盗を繰り返し、13歳にして少年鑑別所に送致される寸前だった。兄貴分のタクマもまた「九州の中学生ヤクザ」と異名を取るほどのワルで、2人の出会いは11年前、寺の住職である廣中邦充さんの元にショウが預けられた日にさかのぼる。

廣中さんは20年間にわたり、問題を抱える子供たちを無償で預かり、更生に導いてきた。子供たちからは「おじさん」と呼ばれ、第二の父親のような存在。おじさんや仲間たちから温かく迎えられ、ショウは少しずつ落ち着きを取り戻していくが、ある日事件が起きる。

一方、子供たちの精神的な支えであった廣中さんは、ステージ4の肺がんに侵され、その後、脳転移が発覚。強靭な精神力で病と闘いながら、最期まで子供たちに手を差し伸べ続ける。

ショウとタクマ、そして熱血和尚と悩める子供たちの心の触れ合いを捉え続けた、11年間の映像記録を、女優・森川葵のナレーションで描いていく。

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