JR九州と第一交通産業は30日、両社の提供する輸送サービスを連携し、利用者にとってより便利で使いやすい公共交通サービスを実現することを目的に、業務提携契約を締結したと発表した。
この提携により、両社は鉄道の高速・大量輸送サービスと、タクシーのきめ細やかな輸送サービスを組み合わせ、利用者のニーズによりマッチする公共交通サービスの実現と、将来の「MaaS(Mobility as a Service)」による一体的なモビリティサービスの展開を見据え、両社で協力し検討を進めていくという。
業務提携の第1弾として、両社のインターネット予約のサービスの利便性のPRと利用促進を図るため、「ネット列車予約×SUGOCAでタクシーに乗ろう」キャンペーンを6月1日から8月31日までの期間に実施する。
キャンペーン期間中、JR九州インターネット列車予約サービスキャンペーンページでエントリーを行った後、JR九州インターネット列車予約を行い、第一交通のタクシーを利用して「おまとめ登録したSUGOCA」の電子マネーで乗車料金を支払うことが条件となる。これをクリアした人の中から抽選で500名に「JRキューポ」1,000ポイントが付与する。なお「おまとめ登録したSUGOCA」とは、JR九州ウェブ会員に記名式の「SUGOCA」を登録することをさす。
このキャンペーンを契機に、両社が提供するスマートフォン予約アプリの連携をはじめ、将来的な「MaaS」の実現を視野に入れた新たなサービスの検討などを進めていく。