2019年5月26日(日)、神奈川県川崎市のカルッツかわさきにて、アニメ『SSSS.GRIDMAN』スペシャルイベント第二弾「SSSS.GRIDMAN SHOW02」が開催。2月に開催された「01」に続き、豪華キャスト総出演、サプライズ盛り沢山でパワーアップして帰ってきた本イベントの【夜の部】の模様を紹介しよう。
今回のイベント開催をうけ、会場に駆けつけたアニメ『SSSS.GRIDMAN』主要キャスト陣たち。担当キャラクターのイラストをバックに、広瀬裕也(響 裕太役)、緑川光(グリッドマン役)、斉藤壮馬(内海 将役)、宮本侑芽(宝多六花役)、上田麗奈(新条アカネ役)、高橋良輔(サムライ・キャリバー役)、小西克幸(マックス役)、悠木碧(ボラー役)、松風雅也(ヴィット役)、鈴村健一(アンチ/グリッドナイト役)、三森すずこ(なみこ役)、鬼頭明里(はっす役)、稲田徹(アレクシス・ケリヴ役)、新谷真弓(六花ママ役)たちが現れると、前回以上に豪華なメンバーに会場は興奮で包まれた。
キャスト陣からひと言ずつ挨拶があった後、会場は一旦暗転し、OxTのVo.をつとめるオーイシマサヨシによって披露されたのはオープニング主題歌「UNION」のTV size ver.。この日、Gt.のTom-H@ckは腰痛により出演辞退となってしまったが、会場に来られなかったTom-H@ckの想いを背負ったオーイシのパフォーマンスにより、会場は存分に盛り上げられた。
オープニングが終わると、朗読劇「ラスト・オーダー」がスタート。舞台はガヤガヤとした居酒屋。新世紀中学生の四人と六花ママ、そして何故か連れてこられたアンチらはとりとめのない世間話を始めるが、なかなか来ない注文に、やる気のない接客の店員(演:広瀬)と、どこか様子がおかしい。実は店員は、自分は新条アカネのいなくなった世界での新たな神様だと語る。店員に乗せられ、怪獣態に変身してしまったアンチ。雲行きが怪しくなってきたところで、アニメ本編第10回に登場した怪獣「ナナシB」がステージに登場。 怪獣vs怪獣の本編では見られなかったバトルが始まる。前回に引き続き、もはや“お約束”となったサムライ・キャリバーも応戦。今回はアンチのアシストウェポンとして彼の戦いをサポートする。コンビネーションも最高の二人の攻撃によりナナシBは倒され、彼らの飲み会もお開きとなった。
続くトークコーナーは、「私の考えたオリジナル怪獣」というお題のもと、キャスト陣が制限時間内に絵を描くといった内容。小西の粋な計らいにより、雨宮哲監督によって急遽控室で描かれた「カルツドン」(イベント会場「カルッツかわさき」にちなんだ名前)のイラストが公開されるなど、キャスト陣やスタッフの仲の良さが伝わるコーナーとなった。
また、スペシャルゲストとして、エンディング主題歌「youthful beautiful」を担当した内田真礼からのビデオメッセージがスクリーンに映し出され、作品への想いが語られる一幕があった。
続いて始まったのは朗読劇の第二部。今回はなんと、二回も朗読劇が楽しめるという豪華な構成。カラオケボックスでおしゃべりをする六花、はっす、なみこ。前回「01」のラストで、“はっすは内海のことが好きなのかもしれない”という話を内海本人にこぼしてしまったなみこ。当のはっすは、なみこの勘違いだと言うが……? 内海とアカネ、そして裕太も合流するが、何やら様子がおかしい。裕太はアニメ本編最終回でグリッドマンと別れ、本来の裕太に戻ったはずなのだが、なぜかアニメ本編の裕太とも、本来の裕太の元々の性格ともかけ離れたテンションの高いキャラになってしまった。更に、封印されたはずのアレクシス・ケリヴも加わるが、その姿はどう見てもナナシB。グリッドマンは早速裕太とアクセス・フラッシュし、難なくグリッドビームでナナシBの姿のアレクシスを倒す。しかし、そう都合よく終わるはずもなく、本来の姿のアレクシスがステージに登場する。先ほどとは打って変わり猛威を振るうアレクシスに押され、グリッドマンは劣勢に。戦いの最中に弱音を吐いてしまう裕太だが、六花のビンタで我に返り、性格も元に戻る。グリッドマンはすかさずアクセスコードの入力を促し、会場の全員で「グリッドマン!」と叫ぶと、まさかの『電光超人グリッドマン』が登場! 会場の全員の応援を全身にうけ、アレクシスを見事に倒した。戦いのあと、アカネと六花はせっかくカラオケに来たのだからと二人で歌うことに。アカネが選曲したのはエンディング主題歌「youthful beautiful」。ここでしか聴けないサプライズ演出に、会場は感動に包まれた。
続くOxTのオーイシマサヨシによるライブでは、「夢のヒーロー」と「UNION」がそれぞれフルバージョンで披露。最後は、恒例となった出演者と客席の全員での「アクセス・フラッシュ!」でイベントは締めくくられた。
出演者全員が退場した後、スクリーンには各コミカライズ・ノベライズのスピンオフ、そして2020年春舞台化決定の文字が映し出されると、客席からは期待のこもった歓声が上がった。イベント全体が朗読劇の内容と絡み合い、現実の世界でアニメ『SSSS.GRIDMAN』の世界に浸ることができた、夢のようなあっという間の2時間。アニメ放送終了後も次々と新たな展開を見せる『SSSS.GRIDMAN』の今後にも注目していきたい。
(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会